「TOMOの次は、HIROかな」
NEVER無差別級王者KENTAが、前王者、石井智宏の次にケンカを売ったのは、かつてソウルメイトだった柴田勝頼の盟友、“荒武者”後藤洋央紀だった。
KENTAと後藤は8日の広島グリーンアリーナ大会のバックステージで大乱闘劇を繰り広げ、両者の遺恨がさらに深まった。同時に、シングル対決する機運が一気に高まったのも事実。これを受けて新日本は、1.5東京ドーム大会でのタイトルマッチを決定。1.4大会では前哨戦も組まれている。
後藤は「先日、大阪で行われたタイトルマッチをぶち壊して。そして今回、満を持してね、カール(・フレドリックス)と組んで出た、タッグリーグまでもぶち壊したこの罪深き男に判決を下す。その時がやってきました。場所は1月5日東京ドームです。今回『NEVERタイトルマッチ』と銘打ってますけど、ベルトのことはあまり考えずに、怒りという本能に任せて叩きのめしたいと思っております」と敵意をむき出しにした。
これにKENTAは「今なんか言ってましたけど、それっぽく言ってましたけど、全く、ちょっと何言っているのかよく分からなかった」と返した。「特にカールとのタッグが満を持してっていうのも全くわれわれ、そんなことも思ってもないし。でも今回、タイトルマッチということで、正直、個人として1年前では考えられなかったですよね。東京ドームに立つということ自体が。だからすごく立てる、リングに立てるということをうれしく思っているし、まあせっかくなんで防衛したいなと思っています」と温度差のあるコメントで対応した。
しかし、これはKENTAの三味線。フォトセッションに入ると後藤の頭をベルトで殴打し、王者として一枚上であることを見せつけた。
また『ワールドタッグリーグ2019』優勝チームのジュース・ロビンソン&デビッド・フィンレーが、G.o.D(タマ・トンガ&タンガ・ロア)に挑戦するIWGPタッグ選手権試合も発表。SANADAがザック・セイバーJr.に挑戦するブリティッシュヘビー級選手権試合も1.5大会で実現する。
(どら増田)