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香取慎吾が30年愛用したキムタクからのプレゼントを手離した!

 ジャニーズ事務所を退社→飯島三智元チーフマネージャーと一緒に独立、それに造反したのが木村拓哉であり、木村と修復不可能になった“飯島派”が香取慎吾など。それが、SMAP解散の内幕だと報じられている。中居正広と並んで、メンバー最年長で今年44歳になるのが、木村。対して、5歳年下の香取は最年少。となれば当然、2人は兄と弟のような関係だった。導かれるようにして出会い、香取は“兄”木村を慕っていた。

 2人が初めて顔を合わせたのは、87年。先に入所していた中居と草なぎ剛が、光GENJIの2ndシングル『ガラスの十代』のダンスレッスンをしていたとき、その会場にオーディションでやってきたのが、木村、稲垣吾郎、香取だったのだ。木村と稲垣は中学生、香取にいたっては小学生4年生。まだ10歳で、ランドセルを背負っていた。

 翌年、スケートボーイズの一員になり、のちに結成されたSMAPに抜てき。そこからは変化の連続で、声変わりをして、増量して、身長は20cm以上も伸びた。少女のように細かった体型はいつしか、広い肩幅、厚い胸板に育成し、メンバー1のマッチョマンになった。ストレスによる暴飲暴食で、デブとダイエットを繰り返し。役作りのためにおよそ15kgもウェイトダウンしたことがあるが、メンタルが強いほうではなかった。

 そんな香取に、誰よりも早く目をつけたのが木村。出会ったころの香取は財布を持っておらず、小銭をズボンのポケットにジャラジャラ突っ込んでいたため、木村はハーレーダビッドソンの革財布をプレゼントした。当時は革ジャンほどの厚みがあり、高価なものだった。香取はその後も、ずっと愛用した。A4の用紙ほどの薄さになっても、洋服のお直し屋さんに持って行って、裏にあて布をしてもらい、もう1枚のレザーを貼ってもらって補修。フチの糸が擦り切れても、修理した。ジッパーが壊れると、全部取り外して付け替えてもらった。修理代が、2万円におよんだこともあった。

 木村からは、「いい加減にしろ。俺が新しいの買ってやる」と言われたが、10代から30代まで、その財布はつねに香取のそばにいた。ところが…。

 今年1月に表面化した解散騒動を機に、30年近く携帯していた財布と決別したというウワサ。それは、袂を分かつという意味か。草なぎとパーソナリティーを務めるラジオ『SMAP POWER SPLASH』(bayfm)でも、その行方を語ることはしていないため、真相は定かではない。

 メンバーからもらった、数えきれないほどのプレゼント。思い出がたっぷり詰まったそれらも、過去と一緒に封印されるのか。28年のバッドエンディングはやはり、寂寥感にあふれている。

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