『R-1ぐらんぷり』を巡っては1月30日、3回選で落選となったお笑い芸人・キートンが自身のツイッター上で公開した文章の中で、「私は意図的に落とされたと思っている」「圧倒的にウケた知名度のない芸人を落とすのは絶対にやってはダメ」「おもしろくねー奴が、おもしれーと思ってる芸人集めて仲良くコンテストごっこしてれば?」と苦言を呈し、物議を醸していた。
『R-1』終了後、キートンはツイッターを更新し、優勝した霜降り明星の粗品を祝福しつつ、「やっぱり、賞レースでのテレビ観覧客の過剰な反応は邪魔ですな」と観覧客の反応に苦言。「おもしろい時に笑うだけでいい。全員おもしろいネタをやったんだからさ」と会場の盛り上がりを批判した。
これに対しネットからは、「テレビ観覧客の過剰な反応分かります!」「確かに違和感覚えました!」「緊張感を生むためにも番組サイドは自然な反応を促すべきですね」といった声が寄せられている一方、「人によって笑いのツボ違うのだから好きに笑っていいんじゃない?」「一般人を批判したら芸能人終わり。自分の立ち位置を理解したほうがいい」「そういう茶々を入れるお前が一番邪魔だしスベってる」といった意見もあった。
「一部では、『番組側が笑い声を足しているのでは?』という疑惑も生まれていますが、粗品は優勝会見で「非常にあったかいお客さんだったので、袖でネタを入れ替えたりしました」と語っており、臨機応変な対応を見せ、反応を最大限利用することで優勝を勝ち取りました。一方、キートンは1月に行った『R-1』批判の中で、『あれだけウケて落とされたら誰でも怒ります』と客席の反応を引き合いに出しつつ、運営を批判していたのにも関わらず、今回は観客の素直な反応を批判。この矛盾に対し、不快感を覚えたお笑いファンも少なくないようです」(お笑い記者)
その後、松本人志もツイッターを更新し、「R-1の客。。。」と意味深にツイートしている。
「今回の『R-1』では、笑い声のほかに悲鳴や『ふ〜!』といった盛り上がりの声も上がっていたため、『お笑いの場に相応しくない』と批判する声が多々出ていますが、演者側が苦言を呈することに対する不自然さを指摘するネットユーザーが多くいるのも確か。松本のツイートにも賛否が続々と集まっています」(同)
芸人側が観客の反応に苦言を呈することが果たして許されるのか否か――。ネットではいまもキートンや松本の反応にさまざまな声が寄せられている。
記事内の引用について
キートン公式ツイッターより https://twitter.com/masuyakeaton
松本人志公式ツイッターより https://twitter.com/matsu_bouzu