同枠では7月から豊川悦司と芦田愛菜のダブル主演となる「ビューティフルレイン」が放送開始となるが、問題となったのは「家族のうた」打ち切り後の穴埋め。この穴には、今年1月期に放送された前作の「早海さんと呼ばれる日」(松下奈緒主演)のSP(スペシャル)版をオンエアすることが分かった。
同ドラマは松下扮する優梨子が、V6の井ノ原快彦(36)演じる早海家の長男・恭一に嫁ぎ、4人兄弟、義父の男所帯で新婚生活を送り、家事もできないダメ嫁から最強の嫁に成長する姿を泣き笑いで描いた。
SP版は6月10、17日の2週連続で、基本的に連ドラの続編として放送。ラブラブで平和な早海夫妻の前に、恭一の元恋人が現れ、波乱が訪れる展開となるという。
同ドラマの平均視聴率は全10話で10.5%。同時間帯で放送されている人気番組「行列のできる法律相談所」(日本テレビ系列)には完敗。本木雅弘が主演を務めた「運命の人」(TBS系列)の平均12.0%(全10話)にも敗れており、決して視聴率が良かったわけではない。
しかし、浮き沈みが少なく、2ケタ台をかろうじてキープした実績が評価されたもよう。少なくとも、3%台しか獲れない「家族のうた」を予定通り、全11回垂れ流すよりははるかにいいとの判断であろう。
(坂本太郎)