先日、テレビ朝日系列のバラエティ番組『お願いランキング』で『ふらんす亭』が取り上げられた際に、全般的に低評価だった事も過激発言の原因のひとつなのかも知れない。何しろ、看板メニューのステーキやハンバーグが6、7位と揃って低評価。比較的何でも褒める川越シェフが「家庭料理レベル」と切って捨てた場面も放送されていた。この放送に加えて前述の発言となれば、世間から反感を買われても致し方ない事であろう。事実、『お願いランキング』放映後に『ふらんす亭』のサイトがアクセス困難になるなど、影響は少なからずあったようだ。
井戸氏がこのように注目を浴びてしまう事は以前にもあった。過激な発言はブログ上だけでなくTwitterでも同様で、その性格は現実でも変わらないようだ。売上が低かったり、成果を上げられなかった店長を全員の前でコキ下ろしとも取れるほどに叱り飛ばす会議の様子がテレビで紹介された事もあったが、一歩間違えればパワーハラスメントとも取られかねない様子に不快感を示す視聴者も多かったという。
ネット上では良くも悪くも注目の的となりやすい井戸氏。ブログではコメント欄がないのがせめてもの救いだろうか。しかし、該当のブログには納得できる事も書いてある。「不味いというクレームは無視する」についても、もう店に行かないというクレームを出した客は暫くするとまた来店するという点を挙げ、クレームは客からの「良くなって欲しい」というメッセージだと解釈する。続いて「だから運営の皆は『クレームを撲滅』する事を目的とするのでは無くて、クレーム頂いた原因がどこにあるのかを冷静に分析して、再発防止に努める対応策を店で作る事が一番大事なんです」とも発言している。
今後の井田実氏の発言にも注目していきたい。
(黒松三太夫)