search
とじる
トップ > スポーツ > 小山の夜に輝いた花火のように、EAGLEのお祭りプロレスが咲いた夏休み最後の土曜日!(1)

小山の夜に輝いた花火のように、EAGLEのお祭りプロレスが咲いた夏休み最後の土曜日!(1)

 栃木県小山市。東京から1時間30分程度離れた地。
 この小山を中心として、18年間活動し続けている一つのプロレス団体がある。
 団体の名は、EAGLEプロレス・プロモーション。「福祉に愛を! プロレスに夢を!」をスローガンとして、様々な施設への慰問を繰り返し、人々に夢を与え続けてきた。アマチュア時代から培ってきた経験を生かし、現在では地元小山の人々に愛されている。

 2年ぶりに行われた小山市でのお祭りである「おやまサマーフェスタ」での特別大会。ライブでプロレスを見たことがないであろう大勢の観客がリングを取り囲む。中には鉄柱やリングマットの感触を確かめるように触っていく人も。見慣れないプロレスのリングに興味津々の様子。

 曇りがちではあるが、まだ陽のある夕方4時45分に試合が開始される。地元出身の「ジャイアント小馬場」の登場に、リングサイドの子供たちが手を差し伸べる。最初はまばらだった観客も、リングで試合が始まると興味を示しだして寄って来る。そんな観客を意識したのか、場外に出る小馬場。対戦相手の「三沢が光晴」が観客に紛れる小馬場を探す。「あっちに行ったよ!」。観客も二人のやり取りに呼応するかのように指をさす。理屈抜きに、純粋にプロレスを楽しんでいる観客の姿がそこにあった。

 続いてはBRAVESの超人勇者Gヴァリオンと夢名塾の若手・長屋亮治が対戦。ゴングが鳴ると手を叩いて観客を煽るヴァリオン、見慣れたファンならいざ知らず、正体不明のマスクマンの行為に少々戸惑いながらも手を叩く観衆。「打ってこい!」と胸を突き出して長屋のチョップを受けるヴァリオン。逆にヴァリオンの一撃が長屋を襲う。パチン! と乾いた音色が響くと、長屋は胸を押さえて苦悶の表情を見せる。観客からは「うわ〜、痛そう…」と声が漏れる。こうなったらプロレスラーの勝ち。鍛えあげた体をぶつけ合うことで観客の目を引き、リング内の闘いに惹きこませることに成功したのだ。若い長屋の奮闘ぶりに歓声を送る観客、逆襲のニールキックが炸裂した瞬間拍手が起こった。

 3試合目に行われたのは、素顔の3人対マスクマン3人。リング内外を跳ね回る6人のレスラーを見て感嘆する観客。場外の相手に対して次々と飛んでいく空中弾の数々に、心を奪われているかのようであった。そんな中アクシデントが。コーナー最上段から場外に向かって飛んだ吉田和則(よしだかずのり=栃木エンターテイメントプロレス)だが、プランチャが命中した瞬間腕を押さえて動けなくなってしまう。試合は負傷した吉田をカバーした近藤博之(こんどうひろゆき=EAGLEプロレス)と鎌田大輔(かまただいすけ=プロレスリング・アライヴ)の活躍により吉田組の勝利となったが、試合内容に納得がいかない吉田がもう一試合行うと試合後宣言。見ている観客も、予想外の嬉しいハプニングに期待しながら一時リングサイドを離れる。
(Office S.A.D. 征木大智(まさき・だいち))

◆EAGLEプロレス・プロモーション特別大会
2010年8月28日(土)
会場:栃木・おやまサマーフェスティバル特設会場(観客1500人)

−夕方の部(午後4時45分開始)−
<第1試合 ランパチプロレス提供 試合決まるまで1本勝負>
○ジャイアント小馬場(6分58秒 体固め)●三沢が光晴 ※スーパー16文キック

<第2試合 シングルマッチ 30分1本勝負>
○超人勇者Gヴァリオン【BRAVES】(8分46秒 片エビ固め)●長屋亮治【夢名塾プロレスリング】
※ピロシキバスタードロップ

<クッキング戦士クックマンによるお料理ショー>
※パラパラに乗せて「パラパラご飯のチャーハン」をリング上で披露。

<第3試合 6人タッグマッチ 時間無制限1本勝負>
吉田和則【栃木エンターテイメント】&○近藤博之【EAGLE】&鎌田大輔【プロレスリング・アライヴ】
(11分59秒 片エビ固め)
銀河戦士シャリガン&イーグル・ソルジャー【EAGLE】&●スカイ・ソルジャー
※スワントーン・ボム

関連記事

関連画像

もっと見る


スポーツ→

 

特集

関連ニュース

ピックアップ

新着ニュース→

もっと見る→

スポーツ→

もっと見る→

注目タグ