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大相撲解説・舞の海氏、「過去最悪レベル」と批判された問題発言も 群雄割拠が続く2022年、土俵外での失言相次ぐ

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 先月行われた7月場所をもって、本場所の3分の2を消化した今年の大相撲。1月場所から大関・御嶽海(当時関脇)、関脇・若隆景、横綱・照ノ富士、平幕・逸ノ城と、毎場所優勝力士が入れ替わる群雄割拠の様相を呈している。

 予測不能の優勝争いが毎場所土俵を盛り上げる一方、土俵外でファンの注目を集めているのが、NHK大相撲専属解説者を務める舞の海秀平氏(元小結)の発言。今年も先の7月場所までに、ネット上で問題視されたコメントが相次いでいる。

 >>元横綱・朝青龍氏が舞の海氏に激怒「顔じゃないよ!」 白鵬への「汚点」発言で思い出される過去の失言とは<<

 1月場所初日の平幕・妙義龍対同・志摩ノ海戦では、共に解説を務めた北の富士勝昭氏(元横綱)への発言が話題となった。両名は取組前後に関脇・御嶽海の大関昇進について話したが、その中で舞の海氏は「9勝、11勝ときて、今場所10勝だったら大関に上げてもいいんじゃないでしょうかね?」と北の富士氏に質問。ただ、北の富士氏は「さぁ~、知りません」とそっけなく答えた。

 すると、舞の海氏は「過去に3場所で30番に満たなくても大関に昇進して、その後横綱になって大活躍している力士もいるんですよね」と、現役時代に3場所計28勝で大関に昇進した北の富士氏をやゆするようなコメントを口にする。北の富士氏から「まさか俺のことを言ってるわけじゃないよな?」と確認されると、「いや、北の富士さんのことです」とあっさり認めたが、ネット上には大先輩相手に失礼ではないかと指摘が寄せられた。

 3月場所3日目の平幕・石浦対平幕・琴ノ若戦では、平幕・石浦へのコメントが猛批判を浴びた。同戦では琴ノ若に押し出され土俵下に転落した石浦が、その場にうずくまりしばらく動けなくなるアクシデントが発生。石浦はその後、駆け付けた親方衆の肩を借りつつ立ち上がり花道を下がった。

 石浦が首を痛めたという花道担当アナウンサーの報告を聞いた舞の海氏は、「目まいがして起き上がることができなかったのかも」と状況を推測。その上で「もしそうでなかったら、一瞬だけ電気が走っただけだったらサッと土俵に上がって礼をして下がった方がいいですよね。あれだけ長い間土俵下にうずくまっているというのもよくないと思います」と、可能なら早く立つべきだったと苦言を呈した。

 さらに、舞の海氏は同戦から3番が経過した後にも「序ノ口から結びまで流れがあるんですよね。そしていい相撲をどんどん続けていくことで館内がだんだんあったまっていくんですよね。(でも)ああいう場面があると、一気に冷え込みますよね」と再度石浦に苦言を呈する。館内の盛り上がりに水を差したと不満げな様子だったが、一連の発言は「過去最悪レベルの失言」と多くのファンの怒りを買った。

 7月場所12日目の大関・正代対平幕・碧山戦では、取組後の正代に対するコメントが物議を醸した。「1勝4敗」から6連勝をマークしカド番脱出にリーチをかけていた正代に対し、舞の海氏は取組前に「初日からねえ、ふっ、もっとできたと思うんですけどねえ」と含み笑いを交えてコメント。さらに、勝ち越しを決めた取組後にも「初日から3連敗した時はもう無理だなと思いましたけどね」と、ファンの間から「必死の復調を鼻で笑うなんて馬鹿にしすぎだろ」と苦言が寄せられた。

 いいと思った相撲は褒める、よくないと思えば物申すとスタンスがはっきりしている舞の海氏の解説。辛口コメントがしばしば「言い過ぎだ」、「他の言い方はなかったのか」などと物議を醸しているのはこの解説スタイルも一因だといえるが、残りの2場所では果たしてどのようなコメントが飛び出すのだろうか。

文 / 柴田雅人

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