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不肖の息子のトラブルを涙ながらに謝罪した元チェッカーズ・武内亨

 高校3年生の弟に大麻を譲り渡したとして大麻取締法違反(譲渡)の罪に問われた元チェッカーズのリーダーでギタリストの武内亨の長男・武内健太被告の初公判が8日、東京地裁で行われ、閉廷後、武内が集まった報道陣に涙ながらに謝罪したことを各メディアが報じている。

 健太被告は今年6月、東京都内の自宅で、当時高校生の弟に大麻を含む乾燥大麻0.5グラムを譲渡した疑いで起訴されていた。弟が高校で友人に売り渡したことで事件が発覚。事件の報道時、2人の素性は伏せられていたが、武内が自身のブログで2人の息子が逮捕されたことを公表し謝罪していた。

 報道をまとめると、健太被告は「間違いありません」と起訴内容を認め裁判は即日結審。懲役6月、執行猶予3年を言い渡された。証人として出廷した武内は、「保釈後は自分が一緒に暮らして、規則正しい生活をさせて監督していく」と息子の更生を支えることを誓った。

 武内は閉廷後、集まった報道陣の取材に応じ、「お騒がせしてすみません。バカ野郎ですけど、やっぱり息子ですから」と涙ながらに謝罪。「腹を割って話せるような環境を作っていきたい」と力を込めたという。

 また、健太被告は法廷で「音楽(活動)の延長線上に大麻があった」と発言したというが、「大間違いだと思っています」と、ミュージシャンとして否定したというから、複雑な心境だったに違いない。

 「結局、2人の息子に対して厳しく接しすぎて反発された。健太被告は15歳から大麻を継続的に使用していたというが、逮捕された2人の息子の母親と離婚していたこともあって、交友関係などをまったく把握しておらず、揚げ句事件が起こってしまった」(芸能記者)

 チェッカーズ時代は強烈なリーダーシップでクセのあるメンバーたちをまとめあげていた武内だが、2人の息子の心を束ねることはできなかったようだ。

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