十口了至氏の原案、市丸いろは氏の作画による同名漫画が原作。やる気のない編集者・呉井聡市(北山)は、大ヒット漫画「ミリオンジョー」の作者・真加田恒夫(三浦誠己)の担当になるが、とあることがきっかけで真加田が急死してしまう。呉井は真加田の死を隠し、彼の代わりに連載を続行する――というストーリーだ。
主人公の呉井役を北山、極度の人間嫌いの売れっ子漫画家・真加田役を元お笑い芸人の俳優・三浦、さらに真加田の熱狂的なファンである新人漫画家・森秋麻衣役を元欅坂46の今泉佑唯が演じる。呉井の同期の編集者・石田役は武田航平、物語のカギを握るニートの男性・佐藤宏治役はお笑い芸人の永野だ。
ゴールデンタイムほどの華やかなキャスティングではないものの、原作ファンからは「北山のちょっとイケメン過ぎない感じが原作の雰囲気にピッタリ。ジャニーズ起用のドラマは嫌いだけどこれはアリ」「石田くん役の武田航平めっちゃイケメン!好青年だけどちょっと謎がある雰囲気が合ってるわ〜」「キャスト想像以上に似すぎてビビる。永野の怪しい感じがめちゃめちゃ気になる」と期待の声が挙がっている。
しかし、ヒロイン的ポジションの今泉に対しては「飛び抜けて演技下手な人をヒロインにしたな〜。作品の空気をぶち壊さないか心配」「原作で森秋は見た目かわいいけど真加田をストーカーするっていう狂気的な役。今泉じゃ内側から出る怖さが感じられないから配役としては微妙」「この人新しいドラマの『左利きのエレン』にも出るよね?エイベックスのゴリ押し感ハンパないな」と不満の声が挙がっている。
今泉といえば、2018年に欅坂46を卒業。女優業への転身を表明し、ファンを騒然とさせた。2019年、卒業後初めて舞台主演を務めた『熱海殺人事件 LAST GENERATION 46』の制作発表会で演技を披露すると「声小さいし何言っているかわからない」「セリフ読んでます感すごい。演劇サークルみたい」と酷評を浴びた。さらに同年の本番でも「早口すぎて内容は入ってこない」という声が挙がっていた。
「今泉は3月14日の『ダウンタウンDX』(日本テレビ系)で、学生時代にモテモテだった過去を告白し『魔性の女』ぶりをアピール。ファンや視聴者からは『キャラの売り出し方間違ってない?』と疑問視していました。また、4月には『文春オンライン』で今泉の兄が『妹が欅坂46を卒業したのはグループ内でのいじめが原因』と暴露してグループのイメージを下げた。『いじめが本当なら、本人が言及するか否定すべき。現役メンバーのことも考えて』『元欅坂46メンバーってブランドで売名している』とファンから指摘され、アンチが増える結果となりました
さらに、今泉は今年『グッド・ワイフ』(TBS系)に出演。今月22日放送スタートの新ドラマ『左利きのエレン』(同)の出演も控えるなど、最近ドラマ出演が増えたため『ゴリ押し女優』のイメージが定着しつつあります。彼女のTV露出が増えたのは、おそらく彼女と同じ事務所・エイベックス所属で元AKB48の川栄李奈の妊娠・結婚が理由でしょう。いわば今泉は川栄の『後釜』とも言える存在なのです。ネットでも『川栄で決まっていた役に代わりで出ているのでは』という声もチラホラ。川栄のメディア露出が少なくなった分を、同じアイドル出身の女優である今泉で補おうとする動きが今後出てくるはずです」(ドラマライター)
これまで剛力彩芽、有村架純、吉岡里帆らが「ゴリ押し女優」と呼ばれ、アンチを増やしてきた。果たして、今泉は本作の出演でさらにアンチを増やすことになるのか、それとも女優として認められるか。今後の活躍と、本作での演技に注目したい。