同誌の報道が出る5月中旬から体調不良を理由に、7月に公開を控えた主演映画「ヘルタースケルター」のプロモーション活動を休止。しかし、同誌の報道がひと段落すると、公開初日の舞台挨拶に合わせて復帰。同作は沢尻の過激な濡れ場で注目を浴びていたうえに同誌の報道もあり、それなりのヒットが予想されていた。
「目標興行収入は20億円だったが、すでに15億円を突破。沢尻がプロモーションしなくても、さまざまな報道がなされることでプロモーションになってしまった。公開された劇場の数の関係もあるが、沢尻の主演映画で一番のヒット作になった」(映画関係者)
蜷川実花監督や共演した大森南朋らが試写会での舞台あいさつやテレビ出演をせっせとプロモーションを行い、「大森なんかは出演した番組で沢尻のことを『すごくオーラがあった』ととことん持ち上げていた」(同)というだけに、2人にすれば映画のヒットに胸をなで下ろしているに違いないが、共演者の中でも桃井かおりの怒りは収まらないという。
「桃井といえば、若いころはかなりわがままで沢尻並かそれ以上とも言われていた。それだけに、撮影前は『どうせ、会ったらいい奴なんでしょ?』と沢尻のことをある程度は受け入れようとしていたが、撮影が開始すると一変。二日酔いで現場入りしたり、撮影が残っているのに帰るなど好き勝手に振る舞う沢尻にぶち切れ、2月に行われた製作発表で沢尻が報道陣に高飛車な態度をとったことで怒りが爆発。終了後、『あんた、いい加減にしなさい!』ともの凄い剣幕でしかりつけ、以後、沢尻と口を利かなくなった。その後、プロモーションのイベントなどは『(自宅のある)ロスにいるから』という理由ですべてキャンセル。桃井が欠席のため、共演の哀川翔も『桃井さんが来ないなら、オレもパス』と出席しなかった」(週刊誌記者)
映画のヒットと引き替えに、沢尻はまたまた業界内での評判を落としてしまったようだ。