第5試合終了後に小橋が会場に姿を現すと、満場の観客からは熱狂的な大・小橋コールが巻き起こった。小橋は昨年12月と同様に花道ではなく通路から入場してリングイン。自ら復帰戦のカードを発表すると、高山、秋山、三沢が次々とリングに集結。小橋はそれぞれがと固い握手を交わした。
小橋復活の舞台は2006年7月に脳梗塞からカムバックした高山の復帰戦として行われる予定だったが、小橋の腎臓がん発覚で幻となったカード。自ら熱望して決まったカードに小橋は「オレのせいで流れたカード。けじめをつける」と固い決意をのぞかせる。
約1年ぶりに武道館のリングに立ち、ファンの温かい声援に笑顔をのぞかせた小橋は「あとは練習で怪我をしないようにして、コンディションを整えるだけ。リングに上がるためにベストを尽くす」と力強く語った。
腎臓がんをも克服した“鉄人”小橋建太が、12・2日本武道館のリングにいよいよコスチューム姿でリングに還ってくる。