グッズ担当者は「非常に高値だと言われるかもしれませんが、世界に一つしかない商品で3カ月間かけて精密に作られているため希少価値も高い。売れる見込みはあります。早いタイミングで予約が入ると想定しています」と自信たっぷり。ただ、謎の魚は第4形態に“進化”したばかり。この話題を広報担当者にぶつけると、困った表情を浮かべながら「そうなんですよ。ホントにタイミングが悪くて」と苦笑い。
ただ「通常サイズの謎の魚のボブルヘッドはかなり売れた。今回も何とかなるのかなって思ってます。われわれも謎の魚に毒されてるんですかね。自由の楽しさを知ってしまったというか」とポツリ。それでも「やるからには、とことん攻めてみたいという気持ちが強くなりました」と自由な謎の魚の存在を肯定。今後も攻める姿勢を崩さずにグッズ展開を進めていくと力を込めた。
第4形態で骨の頭が巨大化した謎の魚は変化した直後に、「巨大化した私はいかがでしたでしょうか?ナウかったですか?グフフフ。ただ、まだ進化の過程です。もう、ちっとだけ続くんじゃ」とドヤ顔で話していた。今回の等身大ボブルヘッド販売については、「人間の考えることはよく分かりません…。でも、まあリビングにあるとオシャレかもしれません。売れ残りだけは勘弁なのでぜひ買ってあげてください。買ってくれたら個人的にサービスしちゃいますよ。いろいろな…。グフフフ」と購入者との交流をほのめかしている。
しかし、12球団のマスコットの中では“サブキャラ”的な存在であるにもかかわらず、話題を提供し続けているのは大したもの。謎の魚の口から「リビング」というワードが出たことには驚いたが…。今後も謎の魚だからこそ許される自由奔放な展開に期待していきたい。
取材・文 / 謎の増田
写真 / (C)千葉ロッテマリーンズ