小山は番組の冒頭で、カメラに向かい、週刊誌に未成年女性との飲酒の記事が出たことを説明。そして、「結果として未成年者がいる飲み会の席に参加し、飲むことを煽るような声をかけてしまいました」と報道を認め、「本当に申し訳ありませんでした」と謝罪した。
その後、3秒ほど深々と頭を下げた小山は「『news every.』の出演を当面お休みさせていただき、その期間、活動も自粛する」ことを報告。そして再度、長めのお辞儀をした。
重々しい雰囲気が漂ったが、そこで口を開いたのが、小山と長年番組をともにしてきた藤井貴彦アナウンサーだ。藤井アナは「同じ番組で仕事をする仲間ですから、背中を押すような言葉をかけてあげたい気持ちはありました」と素直な想いを口にしつつも、「反省することが今もっとも大切だと理解している本人には、無意味な優しさはかえって不要なものだと感じています」と叱咤。そして、「しっかりと反省して欲しい」と付け加えた。
この藤井アナの態度には、「まさに尊敬すべき上司の姿」「藤井さんが一番可哀想」との声が挙がったが、同時に「ファンとしてただただ恥ずかしかった」「何がつらいって、あんだけ良くしてくれてた藤井さんを裏切ったんだよ小山くん」と小山に対する批判の声も多く寄せられた。それもそのはず、藤井アナは度々テレビなどで、小山のキャスターとしての姿勢を認める発言をしているのだ。
最初は「報道番組がよく分からなくて、場違いだと思った」という小山に、報道に携わる者としての姿勢を見せ、厳しく優しく見守ってきたのが藤井アナなのだ。最近ではアナウンサーでも気づかないような原稿の誤字にもきちんと気づき、「感動した」と話している。
日テレ内でも小山のキャスターとしての評判は良かっただけに、彼らに対する裏切り行為が許されるのは難しそうだ。
小山は報道に足を踏み入れたことで、「髪の毛とか伸ばしてる場合じゃない」と身を引き締めていたのだが、気持ちがどこかで緩んでしまったのかもしれない。