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専門医に聞け! Q&A ★ジョギングと膝の痛み

Q:運動不足でメタボでもあるため、最近、ジョギングを始めました。走るのは好きです。ところが、3日目に右膝に違和感が出て、4日目には痛くなりました。今後も走り続けたいのですが、どうすればよいでしょうか。アドバイスをお願いします。_(46歳。金融業)

A:ジョギングをする人にとって、膝の痛みはつきものといってもよいでしょう。実は最近、膝の痛みに画期的な湿布薬(テープの貼り薬)が出ました。お笑い芸人のたむけんさんは、この湿布薬を膝に貼って神戸マラソンを完走したそうです。また、テレビでたまたま見ましたが、プロ野球某球団の選手寮には、この湿布が転がっていました。

 私も膝に痛みが少しでも出たら、この湿布薬を貼ります。半日貼っていれば、また翌日には走れます。魔法のようによく効く湿布薬です。

●魔法の湿布テープ
 この湿布薬は『ロコアテープ』という商品名の、医師が健康保険適用で処方する薬です。適応は変形性関節症で、基本的には中年以降への処方ですが、アスリートでも骨に変化があるなら適応となるでしょう。

 この湿布を貼ったら、痛み止めは飲んではいけません。言い換えると、それほど効くということでしょう。

 実際、ロキソニンなどの消炎鎮痛剤を併せて処方することはできず、一度に処方できる枚数も2週間で28枚までという制限があります。

 この湿布薬を使用したい場合は、近くの整形外科(スポーツ整形)にかかり、相談してください。

 ところで、私もいまだ適正体重に至らず、スロージョギングを継続中です。

 ジョガーの先輩としてアドバイスをすると、まず、適正体重になるまでは絶対にスピードを上げないこと。早歩きの人を追い抜けないぐらいのスピードで構いません。それを格好悪いと思わないようにしましょう。

 そして、膝に違和感が出たら、走るのをやめ、すぐに歩きましょう。勇気をもってジョギングを中断することが肝心です。まずは振り出しに戻って、以上のことを心がけてください。

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牧 典彦氏(ほほえみクリニック院長)
自律神経免疫療法(刺絡)やオゾン療法など保険診療の枠に捕われずベストな治療を実践。ほほえみクリニック(大阪府枚方市)院長。牧老人保健施設(大阪市北区)顧問。いきいきクリニック(大阪市北区)でも診察。

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