「『ペイハラ』の『ペイ』はペイシェント、つまり患者のことです。患者が医師や看護師に対し自己中心的になったり、理不尽な要求を繰り返すというハラスメントを意味します。『スッキリ』でも医療関係者に取材。美容皮膚科の医師が、患者から小顔マッサージをより強くやってほしいとしつこく強要されて施術した結果、ケガをさせてしまい、患者に裁判を起こされた事例などを取り上げていました」(芸能ライター)
他にも番組では、歯科医師が、患者から差し歯を5回も作り直しを命じられた挙句、その費用10万円分を医師が負担したり、自分では禁煙する意志がないにも関わらず喘息を治してくれと言いつける患者なども合わせて紹介されていた。
これに対し加藤浩次は、飲食店で客が店員にわがままに振る舞うカスタマーハラスメント「カスハラ」と同じで、「完全に俺はお客だ」という意識が働いていると述べ、クレームを付けるような人間は「そういうやつって一定数、出てくるんですよ。悲しいことだけど」と本音。
さらに、「敵対する関係ではないですからね。お互いよくしようと思ってるわけですから、妥協点を見つけなきゃいけない」と、患者と医師のあり方に言及。ハリセンボン近藤春菜は「病気の原因は自分にあったりする」とし、加藤と同じく「人間同士向き合わなきゃいけない」と相互理解が必要と訴えた。
こうした考え方に対しSNS上では、ペイハラを受けたとされる医療従事者と思われるツイートも投稿され、「ペイハラ超あったなぁ よくゴミ箱蹴り飛ばされたり叩かれたりされた 中には刃物を持ってる人もいた」「ペイシェントハラスメント経験のある医者は半数っていうけど看護師は9割だと思う 医者の前ではいい顔する人多い」と、知られざる実態を訴える者もいた。
一方で、「できない医者ほど患者を悪く言う」「高圧的な医師に当ったことは数知れず」「どっちもどっち。患者虐待する看護師とか」など、医師が患者に対し、上から目線で物を言う「ドクターハラスメント」を取り上げて欲しいという声もあった。ドクハラやペイハラが原因で事件が起きないことを願いたい。