デビュー1年で11戦というハイペースで試合をこなす和毅。この日はフライ級で世界タイトルに挑戦したこともあるマルケスと対戦した。
序盤からマルケスの頭突き、クリンチ、ローブロー攻撃などに苦しんだが、4Rに2度のダウンを奪うなど、判定3―0で圧勝した。
2日後の大一番に向けて、きっちりと“前座”の役目を果たした和毅は「つなげたな。ビックマッチやからきっちり勝ってもらわんとな」とエールを送った。その一方で、自身の試合内容には「もっとキャリアが必要やな。あのラウンドでまとめられへんのはまだまだ」とダメ出しした。
だが、相手の老かいな攻撃には相当不満があったようで「あれで逆に2回ダウンとられて、オレが勝ってたらバッシングやで。下で(リングアナがカウントしてるのに)あのレフェリーカウント遅いねん」と強く訴えていた。
史郎氏は「アレはボクシングやないぞ。ああいうケンカみたいなボクシングするんやったらレフェリーいらんやろ」とすごんでいた。