各スポーツ紙などによると、女性歌手の受賞は倖田來未の「Butterfly」以来、11年ぶりで平成生まれの歌手の受賞は初めて。西野は「Dear Bride」で日本有線大賞の大賞を初受賞しており2冠獲得となった。西野の曲は大賞の審査対象となる「優秀作品賞」に11年から6年連続で選ばれていたが悲願の大賞獲得となった。
また、最優秀新人賞は韓国の人気グループ・BIGBANGの弟分にあたる韓国の男性7人組「iKON」が選ばれたのだが…。
「今年のレコード大賞の内幕は大混乱。それというのも、『週刊文春』が昨年大賞を受賞した三代目J Soul Brothersの裏金工作をすっぱ抜いた。そのため、3連覇がかかっていた三代目がまず消え、三代目と同じレコード会社のAAAがそのあおりで優秀作品賞には入ったものの、大賞受賞がならなかった。そこで浮上したのが西野。西野はレコ大に絶大な権力を持つ芸能プロが版権を持っているので毎年大賞候補と言われていたがようやく大賞をとった」(音楽業界関係者)
三代目のスキャンダルは新人賞にも波及したという。
「当初、最優秀新人賞は林部智史で決まりと言われていたが、文春に書かれてしまったため、iKONが受賞。とはいえ、2組ともに同じ芸能プロが利権を持っているのでどちらが受賞しても変わらず」(同)
どうやら、結局、今年も“デキレース”だったようだが、再来年で節目となる60回。このまま存続していても体質が変わらないのならば、そろそろ開催自体を見直した方がよさそうだ。