NOSAWA論外がリングに上がったのは、鈴木みのるが6月25日に東京・新宿FACEで開催した東日本大震災復興チャリティー興行。鈴木は活動を休止しているユニット、GURENTAIのリーダー格を務めていたが、NOSAWA論外はそのメンバー。
同興行のメーンイベント終了後に鈴木からリングに招き入れられたNOSAWA論外は、GURENTAIに縁があるKIKUZAWA、高山善廣、鈴木とみそぎマッチを行った。試合後、鈴木が観客に向かって問い掛けると、おおむね温かい反応が返ってきたため、NOSAWA論外の復帰が決まった。
鈴木は「アイツをリングに上げられるのは、オレらしかいないだろ。ちゃんと社会的制裁も食らったし、刑事的な制裁も受けた。全プロレスファンがOKといったわけじゃないけど、最低限、新宿FACEに来たお客さんは認めてくれたんじゃないかな」と復帰を後押し。
当事者のNOSAWA論外は「納得いかないお客もいるんで、時間がかかるかもしれないけど、ゆっくりと。まだまだ、償いというか、社会人としてやっていかないといけない。ボクにはプロレスしかないんです」と、慎重姿勢を崩さなかったが、本格復帰に意欲を見せた。
酒を飲んで過ちを犯すなら、やめるしかないだろう。リングの上で、どんな悪いことをしても、リングを下りれば、常識ある社会人でなければならない。復帰した以上は、そうなることが、NOSAWA論外の責務だ。
(落合一郎)
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