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中日、又吉に続き高橋もFA流出か 昨オフから前兆アリ? 無視できない問題は財政難以外にも

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 「タッさん(立浪監督)、勝てなかったら、本当にヤバイよ」

 中日ドラゴンズのお膝元、愛知県でそんなことが囁かれていた。

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 立浪和義監督が中日指揮官となり、ファン、そして、地元は大きな期待を寄せていた。「ファン待望の監督」「就任を待ち望んで、ようやく誕生した指揮官」であることは説明するまでもないだろう。

 当然、その期待の大きさは親会社・中日グループも分かっている。しかし、補強と言えるような大きなテコ入れはされていない。

 「まさか、FAの人的補償で加入した岩嵜翔でお終いでは?」(地元メディア)

 そんな心配の声も聞かれた。

 中日に限った話ではないが、どの球団も経営が厳しい。コロナ禍により、チケット収入が大幅に激減した。一般論として、新監督が就任する際は“ご祝儀”的な感覚で、どの球団も大掛かり戦力補強を行う。それができなかった、いや、それでも少なすぎるというのが、地元ファン、関係者たちの感想だ。

 こんな情報も聞かれた。

 「立浪監督の誕生と同時に、コーチ人事も刷新されました。立浪監督が希望し、新たに就任が決まったコーチもいますが、そうではない人事も、実はあったんです。理由はカネです」(球界関係者)

 そのコーチ名は教えてくれなかったが、立浪監督に“妥協”してもらったという。

 「今オフの契約更改を見て、『球団も厳しい』と再認識させられた関係者もいました」(前出・同)

 関係者が懸念していたのが、高橋周平内野手と複数年契約を交わさなかったこと。

 高橋は、予定通り行けば、22年オフに国内FA権を取得する。

 「21年途中に交換トレードでやってきた加藤翔平、ピッチャーでは岡田俊哉、松葉貴大の両左腕も取得予定なんですが」(前出・同)

 高橋は21年シーズンこそ成績を落としているが、4番も務めたことのある中核スラッガーだ。しかし、高橋を知る地元メディアは20年オフの契約更改を指して、

 「同年の高橋は昇給対象でした。なのに、1時間以上のロング交渉となって…。更改後の会見で、開口一番に出たセリフは『チームがBクラスだからと言って昇給幅を抑えられてきた。Aクラスになっても…』でした」

 と、球団との信頼関係を懸念する声も聞かれた。

 「前政権もそうでしたが、高橋は期待されています。立浪監督も頼りに思っています。でも、高橋はリーダータイプではありません」(チーム関係者)

 どういうことかというと、前政権から高橋は「若手を面倒見てくれ」と言われてきた。しかし、リーダー的な性格ではないのだという。それが負担となっており、成績を落とした一因とも指摘されている。

 「立浪監督も高橋をリーダーにしようとしています。高橋への期待、愛情の表れですが、それに反対する声もあります。高橋はマイペースなオトコなんですが」(前出・地元メディア)

 年俸面への不満、新チームとなっても変わらない自身の立ち位置…。高橋が野球に集中できないとしたら、立浪竜は大打撃だ。立浪監督は一度、高橋と話し合うべきだろう。ソフトバンクにFA移籍した又吉同様、「他球団の評価を聞いてみたい」なんてことにならなければいいのだが…。(スポーツライター・飯山満)

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