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『中学聖日記』、クライマックスに向け注目度も視聴率も上昇! 比較されるあのドラマには“リアルさ”がない?

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有村架純

 火曜ドラマ『中学聖日記』(TBS系)の第5話が6日に放送され、平均視聴率が6.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)だったことが分かった。第4話の5.4%から1.1ポイントのアップで、自己最高タイを記録した。

 第4話のラストでは、気持ちが通じ合った聖(有村架純)と晶(岡田健史)が手をつないで聖の自宅に向かったところ、聖の婚約者・勝太郎(町田啓太)と晶の母・愛子(夏川結衣)と遭遇する展開に。第5話では生徒と「淫行」したとして聖は“依願退職”する形になった。学校を辞めた晶は勝太郎の住む大阪に引っ越そうとしたが「やっぱり結婚できない」とし、全てを捨てた聖は1人で街を去っていくという展開が描かれた。

 放送後、視聴者からは「めっちゃ泣いた!!」「聖の気持ちも晶のお母さんの気持ちも分かるから見てて切ない」「1週間待つのが本当に辛いくらい次回が楽しみ」という声が殺到。また、放送直後のツイート数は6700件を超えるなど、ネットは大いに盛り上がった。

 「実は『中学聖日記』、“中学生との恋愛”というテーマなだけに放送前から『つまらなそう』『見たくない』という不穏な声が聞かれていました。ふたを開けてみると、第5話までの全話平均視聴率は6.1%と決して高くはないものの、回を重ねるごとに視聴者からの評判が高まっている状態となっています」(ドラマライター)

 一方、水曜ドラマ『獣になれない私たち』(日本テレビ系)は前評判こそ高かったものの、いざ放送が始まると視聴者から聞かれてくるのは不満の声ばかり。第4話ではとうとう視聴率も6.7%に落ちてしまった。両ドラマの違いは、視聴者の共感を得られるようにカバーしているかどうかだという。

 「新垣結衣演じる主人公がブラック会社でくすぶったり、彼氏に浮気されたりと、散々な状況が描かれている『獣になれない私たち』には『なんでこの状況を変えないんだろう』『見てて辛くなる』という声があります。一方、『中学聖日記』は禁断の恋に悩む聖と晶に感情移入して感動できる上、ふたりの恋愛を阻止したい愛子に対し共感する声も多々。ドラマを観て『感情移入できるかどうか』は最も大事な要素のひとつです。『中学聖日記』はそれをカバーしていると言えるでしょう」(同)

 第4話ではそれぞれ、プロ野球日本シリーズの中継が延長したためにスタート時間が遅くなり、視聴率を落としてしまった可能性も否めない。放送時間変更の可能性がなくなり、今後両ドラマは視聴率をうまくキープできるのだろうか。今後も注目したい。

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