5日からは第6週「お塩を作るんですか!?」に入った。主人公の福子(安藤)の夫・萬平(長谷川博己)が見せる、発明家としての一面に少しずつスポットが当たる展開だ。前週では萬平が印鑑作りをビジネス化できないか考えていたが、6週からは2人が福子の姉・克子(松下奈緒)の家から泉大津に引っ越し、製塩業を始めるというストーリーが描かれている。
この展開に視聴者からは「塩づくりからどう食品づくりにつながるか楽しみ」「みんなキャラ立ちしてて毎朝楽しみ」と絶賛する声が集まっている。また、一部ネットユーザーからは「前回みたいに話の流れにつながりがあって、自然に楽しめる」「同じ発明でもずいぶん違うんだな…」「身内だけで盛り上がる前作と大違い」と、前作の『半分、青い。』と比較する声もいまだに多く聞かれている。
「『半分、青い。』では、漫画家だった主人公・鈴愛(永野芽郁)が離婚し、一念発起して『そよ風の扇風機』を発明するというストーリーがありました。“発明”という点では類似していますが、『半分、青い。』では鈴愛が開発を幼なじみで大手電機メーカー元社員の律(佐藤健)に任せきり。視聴者の反感を買う一幕もありました」(ドラマライター)
さらに視聴者からは、「扇風機って本当に役に立ったのかどうか、最後まで描かれなかった」「そよ風の扇風機って身内だけでほめ合ってたけど、実際商品としてどうだったんだろう」と、『半分、青い。』の展開を不満に思う声もあった。
「『まんぷく』の場合、萬平の発明家としての才能に嫉妬する加地谷(片岡愛之助)、世良(桐谷健太)という存在がいる。実際に萬平の考えた発明が役に立っているという描写もあります。しかし、『半分、青い。』の鈴愛の場合、『そよ風の扇風機』のほかに開発したのは『ま〜あかん袋』『鏡よ鏡』『チヤホヤ粉』など、役に立たないものばかり。鈴愛や律の発明を客観的に評価する人物も存在しなかったため、視聴者に『独りよがりだ』という印象を与えてしまったのではないでしょうか」(同)
前作と比較すると高い評価を集めている『まんぷく』。今後の展開も楽しみにしたい。