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尾野真千子の主役降板でお蔵入りの声もある『大原麗子』ドラマ

 昭和を代表する女優の一人、大原麗子さんの生き様をドラマ化しようとしていたテレビ東京が暗礁に乗り上げている。
 主演女優の降板でケチがついたのが原因とされ、このままではお蔵入りの可能性も出てきた。

 大原さんは09年に62歳でなくなった。テレ東では今年8月3日の命日に「今秋、放送」を発表した。原作は『大原麗子 炎のように』(青志社刊)で、芸能リポーターの前田忠明氏が書き下ろしたものだ。
 整形失敗、妊娠・中絶、渡瀬恒彦や森進一ら元夫との結婚生活など表に出ていないエピソードも掲載されており、9月上旬に主演女優らが正式に発表される予定だった。だが、いまだにその動きはない。

 さるドラマ関係者が、こう言う。
 「当初は主演に尾野真千子が内定していた。だが、尾野は“ダブルブッキング”で出演することができなくなった。尾野はフジ系『疑惑』の主演と『大原麗子』の両方を受けていたようで、テレ東よりもフジを選んだようです」

 なぜ、尾野は心変わりしたのか。それは1月ドラマと大きく関係している。
 尾野はフジが1月にスタートさせる『最高の離婚』という新作ドラマのヒロインに決まっていたのだ。相手役は瑛太である。つまりフジの主演話に魅かれ、結果、『大原麗子』を降板したと想像される。
 フジのドラマ終了後、尾野は東映『探偵はBARにいる2』の撮影に参加する。これで来年前半、他の仕事を入れることができない状況を作りあげていたともとれる。

 そんな彼女のスケジュールに振り回され、『大原麗子』の撮影は止まったままだ。
 「尾野が嫌がったのは、テレ東が放送するという点ではないか。ギャラが他のキー局に比べかなり安いことに加え、視聴率的に厳しいことが予想される。このままでは、制作プロがテレ東以外の他局へもって行くか“お流れ”の可能性も出てきました」(ドラマ関係者)

 大原さんの遺族が彼女の私生活を暴露する内容に疑問を感じ、ドラマ化に対し、態度を硬直化させているともいわれている。これからも二転三転は避けられそうもない。

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