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動機は“ホストクラブに行きたかったから”? 生後2か月の娘を殺害した母親に怒りの声

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画像はイメージです

 10月31日、一昨年12月に自分の生後2か月の娘に降圧剤などを飲ませ殺したとして、殺人の疑いで逮捕・起訴された24歳女の裁判が東京地方裁判所で開かれ、裁判長は被告に対し懲役8年(求刑・同10年)の判決を言い渡した。

 この女は一昨年12月、生後2か月の娘に降圧剤などを混ぜたミルクを飲ませ殺害。同15日に開かれた初公判で、女は「薬は投与していない」と罪を否定し、無罪を主張した。

 なお、子供については父親がホストクラブの従業員であること明かし、妊娠発覚後疎遠になったなどし、「望まない妊娠だった」と述べている。

 「ホストクラブに行くために子供が邪魔になった」ことは殺す動機としては十分なように思えるが、弁護側は被告に薬の毒性に関する知識もなく、直接的な証拠もないことから「動機がない」として無罪を主張。全面的に争う姿勢を見せていた。

 判断が注目される中、判決で裁判長は、薬を飲ませる機会があるのは被告以外に考えにくいとし、故意に飲ませたことは十分立証されていると指摘。さらに、死亡してから通報するまで長時間放置していたことから、殺意も「あった」と認定した。

 そして、裁判長は被告が殺害当日友人とホストクラブに出かける約束をしており、「子供がいなくなってほしいという気持ちを抱いてもおかしくない」と指摘し、その上で「動機は身勝手で酌量の余地はない」とし、懲役8年の判決を言い渡した。

 今後、控訴の可能性もあるため、刑が確定したわけではないが、ホストクラブに通いたいがために子供を殺したということが事実ならば、とんでもない話。懲役8年でも短いような印象すら受けてしまう。

 わずか2か月で命を奪われた子供の悲哀は、筆舌に尽くしがたいものがある。良心があるのなら、早期に罪を認め、償ってもらいたい。

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