カンパニーを率いる座長になると、座員たちのために稽古中や公演中の食事を負担し、差し入れも潤沢に用意することが珍しくない。出費がかなり多いのは座長がゆえで、タッキーもご多分に漏れず、かなりの太っ腹だ。
ジャニーズ事務所で有名なのは、お年玉。大先輩の近藤真彦、少年隊・東山紀之から脈々と受け継がれている“伝統”を、タッキーも30歳を超えた2009年から実践している。このときに受け取ったのは、のちにデビューするKis-My-Ft2やA.B.C-Zなど。記念すべき初年度の総合計は、およそ60万円だったとか。
昨年(13年)は、およそ180人におよぶ全キャストに渡した。通常、1人1万円が、暗黙のうちにできた“ジャニーズ・ルール”。この計算でいくと、年始だけで180万円の出費があった格好になる。もっとも、当の本人は、金額の詳細を明かしていないが。
ジャニーズWESTの桐山照人が、関西ローカル番組で明かしたところによると、WESTの数名がバックダンサーだったころ、東京ディズニーランドに連れていってもらったという。驚くのは、関西から上京していた関西ジャニーズJr.だけではなく、その公演に出演していた全キャストを招待した点だ。食事ももちろん、タッキーが全員のぶんを負担した。
とことん太っ腹で、男前。人気公演をロングランでコンスタントに上演しつづけられる理由は、気前の良さもあるのかもしれない。