亀梨和也(KAT-TUN)が学生だったころ、オーディションに受かった直後に思っていたのは、「ジャニーさんはスパイ」。なぜなら、ジャニーが、「YOUは学校ではあんなに先生とケンカするのに、ジャニーズ来るとマジメにやっちゃってんの?」と、学校における亀梨の言動を事細かに知っていたからだ。当時はまだ、レッスン生だった亀梨。にもかかわらず、校内の自分の態度がバレていたため、「担任がチクった?」、「ジャニーズがスパイを雇っている??」と疑心暗鬼になった。
結局、亀梨が制服の胸ポケットに入れていた携帯電話が、誤作動でオンになり、ジャニーにつながっていたというのが、事の真相。当然、ジャニーズにスパイはいなかった。
電話にまつわる実話は、意外と多い。
今井翼(タッキー&翼)の場合は必ず、「僕だけど」から入られる。いっぽう、滝沢秀明(同)の場合は、開口一番で「YOU、誰?」と聞かれる。いずれも、発信者はジャニー。タッキー&翼が、受話口で首を傾げたのは、いうまでもない。
その滝沢絡みで間違われたのは、堂本光一(KinKi Kids)。かけてきたジャニーと10分ほど話したあと、「えっ、滝沢じゃないの?」と、切られた。
最近では、嵐、Kis-My-Ft2や山下智久の証言によって、ジャニーが「帆立貝柱(おつまみ)を持ち歩いている」ことが判明。小包になっているため、会ったタレントは「あるよ」とささやかれ、必ずもらえる。“エリート”になると、「1袋ごともらえる」(山下)という。
かなりお茶目で、タレントから愛されている御年81歳の“リビングレジェンド”。彼の天賦の才を継承できる者は、今後も現れないだろう。