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フジテレビ、改革の目玉は“社内食堂”? 視聴率回復の打つ手は…

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 相変わらず視聴率低迷を打開できないフジテレビだが、6月26日に就任した遠藤龍之介社長が打ち出した改革について、発売中の「週刊文春」(文芸春秋)が報じている。

 フジの看板といえばドラマ。7月期のドラマのうち、上野樹里主演の月9ドラマ「監察医 朝顔」はこれまで12〜13%台をキープ。しかし、三浦春馬主演の「TWO WEEKS」、深田恭子主演の「ルパンの娘」は全話1ケタに沈んでしまっていると各紙が報じている。(視聴率はいずれもビデオリサーチ調べ、関東地区)

 「ドラマはまだマシな方。そこそこ数字が取れているのは嵐の冠番組ぐらいで、バラエティー、情報番組、ニュースは、いずれも他局に大きく差を付けられてしまっている。打つ手がなくなってしまい、現場の士気もすっかり低下してしまっている。好調なのは『マスカレード・ホテル』、『翔んで埼玉』など公開作品がことごとく当たっている映画事業のみ」(テレビ局関係者)

 同誌によると、遠藤社長が打ち出した改革は、かなり驚くべきものだったというのだ。

 6月に社内食堂が大幅リニューアル。社員割引は撤廃で、本社ビル18階の「DAIBA」の目玉だった板前が握る寿司は廃止。サラダバーも1回の盛り切りになったというが、割引撤廃の代わりに、2階の「LA PORTE」では500円のワンコインランチがスタートしたというのだ。

 「遠藤氏といえば、『沈黙』などで知られる芥川賞作家・遠藤周作氏の長男として知られているが、幼稚舎からずっと慶應育ちで、頭の中はバブル期のままといわれています。ほかになり手がいなかったこともあって社長に就任したようだが、おそらく、何もできないだろう」(同)

 新社長が就任して日が浅いフジだが、ベクトルがズレた改革で、早くも“停滞”してしまっているようだ。

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