もっとも懐かしむファンが多いのは、Ya-Ya-yah。ピーク時には7人に膨らんだが、最終的には、のちにHey!Say!JUMPに加わった薮宏太、八乙女光に、退所した鮎川太陽と山下翔央の4人で落ち着いた。
未デビュー組でもっとも多いオリジナルソングを抱えたことは、もはや伝説。03〜07年には、デビューの予定がないにもかかわらず、冠番組『Ya-Ya-yah』(テレビ東京系)を持つなどして、超VIP待遇。05年には、横浜アリーナで単独コンサートを3度も開催し、ミリオンヒット曲『青春アミーゴ』(修二と彰)を作詞したzoppが作詞を提供するなど、“Jr.界の革命児”だった。
そんなYa-Ya-yahの弟分として誕生したのが、小・中学生が中心のJ.J.Express。こちらは入れ替わりが激しく、ピーク時には13人にまで膨れあがった。それだけに、振り返れば豪華な陣営が揃っていた。A.B.C-Z・橋本良亮。Hey!Say!JUMPからは伊野尾慧、有岡大貴、高木雄也、中島裕翔、山田涼介、知念侑李。Snow Man・深澤辰哉。SixTONES・森本慎太郎、京本大我。脱退したなかには、Kis-My-Ft2・玉森裕太もいた。
Ya-Ya-yahとJ.J.Expressは、Hey!Say!JUMPの誕生を機に解散。そのJUMPも誕生時はV6と同様に、お兄さん組のHey!Say!BEST、弟組のHey!Say!7に分けられていたが、J.J.Expressも“大人チーム”と“ちびっ子チーム”に二分されていた。ユニット内ユニットの結成は、90年代から今なお続くセオリーのようだ。
このほかにも、Sexy Zoneの源流となったB.I.Shadow、キスマイの流れを汲む舞踏冠(ぶどうかん)など、消滅したユニットは多い。根強い人気を今でも誇っているだけに、あらためて検証したら面白そうだ。