各メディアの報道によると、この日は小雨ふりしきる悪天候にもかかわらず、午前5時からASKA被告のファンらが全国各地から駆けつける中、午前9時30分に整理券配布を開始。傍聴希望者が殺到することを予想して、09年10月の歌手で女優の酒井法子の初公判と同じ措置をとり、同地裁に隣接する日比谷公園でリストバンド型整理券を配布し、締め切りとなる午前11時まで行列ができたという。
その結果、21席の一般傍聴券を求め2646人が並び倍率は126倍。09年10月の押尾学の初公判2232人(倍率111倍)を上回ったものの、酒井法子の初公判6615人(同330倍)の2分の1以下の倍率だった。
「酒井の場合、清純派女優という“表の顔”とのあまりのギャップに加え、逮捕前に“シャブ抜き”のため1週間に渡る逃亡劇を繰り広げたこともあって大きな話題を呼んだだけに、注目度は格別。それに比べ、ASKA被告はすでにピークを過ぎていることもあって、世間の関心が思ったほど高くなかった。相変わらず、テレビ各局が用意した“並び屋”だらけだったようだ」(芸能記者)
初公判でASKA被告は起訴内容について「(間違いは)何もありません」と起訴内容を認めたそうで、この日の審理で被告人質問などを行い、即日結審する見込み。判決は9月初めにも言い渡されることになりそうだというが、更正を経て歌手として復帰するまでには相当時間がかかりそうだ。
*写真は酒井法子初公判時の傍聴希望者