第1シードの張は、アテネ金メダリストで2002年から世界ランキングトップを守る“絶対女王”だ。同ランキング12位の福原は、初戦となった20日の3回戦でホウ・メレク(19=トルコ)を4-1で撃破。張との対戦に向け、「張さんは地元北京での試合だから、緊張することもあると思う。当たって砕けろの気持ちでいきます」と玉砕精神で臨むことを明らかにした。
本紙既報の通り、北京では当初、強烈なスマッシュを決めたときなどに発する「サー!」の雄たけびを封印していた。しかし、リズムの悪い試合が続いたため緊急解禁。
さらに、声を出すほどのプレーではないとき、眉をひそめる強気な表情をみせ、胸のあたりで無言のままこぶしを握りしめる“黙りこぶし”の新パフォーマンスを完成させた。ヤンキーがメンチを切るようなもので、対戦相手を威嚇するのに十分な効果を発揮している。格上相手だけに、メンチを切って切って切りまくる捨て身の戦法で挑む。
中国で絶大な人気を誇る福原には、五輪での戦いぶりを「ますますかわいらしくなった」などと評する声が大きい。特に男性ファンからの声援は大きく、現地紙は福原特集を組むほど。ネット上では、日本国内の記事を引用して恋愛事情にまで迫る勢いにある。
そんな中、きょう21日発売の週刊文春が「福原の職場恋愛」を報じている。福原の恋人とされる大学生の素顔や、デートの様子などを関係者が証言。福原ファンの中国人男性には相当ショックなはず。五輪が終わっても愛ちゃんの周辺は騒がしくなりそうだ。