番組では元ショートトラック選手でオリンピック3大会出場の勅使川原郁恵氏を交え、平昌冬季オリンピックの模様を特集。
羽生結弦が金メダルを獲得した様子が流れると、張本氏は大絶賛。「倍くらいのあっぱれをあげたいよ。あのねえ、嫌な世の中でしょ今。暗いニュースが多いじゃないですか。初場所の相撲の栃ノ心、羽生くん。怪我から上がって来たから。怪我のときはみんなね、不安で惨めなもんなんだよね。そんでもう、感激しましたよ」と興奮気味にコメントする。
ところが、スピードスケート女子1000メートルで小平奈緒が銀メダル、高木美帆が銅メダルを獲得したニュースでは、「銀とか銅とか取るのも大変なのにね、羽生の金で全部吹っとんじゃうもんね」と問題発言。
ここは勅使川原氏が苦笑いしながら、「いやあ、でも2位と3位で表彰台を飾ってくれましたので、私はアッパレ」とフォロー。これに羽生へのコメントで評価を上げていたネットユーザーから「どちらが年長者かわからない」と批判が殺到した。
さらに、ネットユーザーを怒らせたのが、高梨への発言。念願の銅メダルを獲得した彼女について張本氏は「今のままじゃルンビに勝てないよ。もっと自己管理して練習を積み重ねないと」と指摘する。
関口宏から「なにがいけませんかね」と聞かれた張本氏は、「まずね、助走から、もうね、ルンビは(身長が)171だからね、彼女は152ぐらいしかないからね、助走から差がちょっとあるんですよ。ですから、踏み切りの時、飛ぶ時の練習をもっとしてもらいたいわね」と苦言を呈す。
これについては、勅使川原氏が「でもですね、ルンビ選手は身長が高いので、板の長さも長くなるんですよ。で、風を捉える面積が大きくなるので、高梨選手は152センチとしての、頑張りましたよね」と指摘。
関口が「じゃあ、もっと背伸ばさないといけないね」と相槌を打つと、「そこにあるんですけども。そういったところもあるんで。前回ソチでは4位だったので。『取らせていただきました』というコメントもあった。心が優しいんですよね」とフォロー。張本氏は沈黙し、次の話題へと移った。
張本氏の発言に、ネットユーザーは大激怒。「専門外のことはいうな」「老害は黙っていろ」「どうして褒めないのか」など、批判が噴出。またも、大炎上となってしまった。
ベンツや化粧などが批判されたうえ、ワールドカップでも不調で、メダル獲得が危ういと囁かれていた高梨だが、平昌オリンピックではそのような声を跳ね返し、見事に銅メダルをつかんだ。
その事実は称賛されるべきものであると思われるのだが、張本氏に言わせると「まだまだ頑張らなければならない」ということのようだ。