今回の『ナレーター有吉』は特別番組であったが、ネットでは有吉の安定した毒舌ぶり、およびナレーション技術が話題となっていたようで、「ナレーター有吉、面白かった」「面白かったのでまたやってほしい」との意見が相次いだ一方、今回の『ナレーター有吉』は普段放送されている『マツコ&有吉かりそめ天国』の放送を休止して制作された特別番組であり、「『かりそめ天国』を打ち切って『ナレーター有吉』を続けて欲しい」なる辛辣な意見も多かったという。ただ、『全力!脱力タイムズ』(フジテレビ系)の1コーナーに似通った内容であったため、レギュラー番組化をするのは難しいのでは、という意見も目立った。
事実、『かりそめ天国』はこのところファン及び業界関係者から「迷走気味」との意見が噴出しているという。『かりそめ天国』は2017年3月29日に放送を終了した『マツコ&有吉の怒り新党』の後番組であるが、『怒り新党』が「新・三大○○」というヒット企画を持っていた一方、『かりそめ天国』は定番といえるコーナーもなく、また、視聴率も『怒り新党』が深夜番組にも関わらず10%以上の視聴率を記録していた一方、『かりそめ天国』は一桁台の数字が続いている。
また、この低迷ぶりを気にしてか、テレビ朝日側は『かりそめ天国』を放送している枠に有吉弘行メインの特番『有吉探検隊』を2017年夏から計3回放送しており、『有吉探検隊』も『ナレーター有吉』も『かりそめ天国』と同じスタッフのため、改編のためにいろいろ試しているのではないかと噂されている。
『かりそめ天国』も今年で2年目。そろそろ視聴率的にも内容的にも「落ち着きたい」ところだが、果たして……?