長崎県平戸市は大航海時代の城下町として人気を呼び、シンボルである平戸城は1960年に復元された。松浦家41代目が城主を務めている。しかし、現在、その41代目が長崎を離れているため、長崎亭キヨちゃんぽんが、前代未聞の「平戸藩お笑い城代家老(初代平戸観光大使)」として平戸城に住みこむことが決定した。忍者やくノ一などの侵入者から城を守るほか、修学旅行生に観光案内をしたり、イベントを開催するなど、平戸と長崎を盛り上げるという。
身長183センチでスポーツが得意な長崎亭キヨちゃんぽん。この日は、4月21日から平戸城に住みこむための「任命状」と、城代家老の心得を記した「御沙汰書」を受け取る晴れ舞台。武士の正装を連想させる着物姿で登場し、さっそく意気込みを語り、一発ギャクを披露するなどハッスルした。しかし、激励に駆け付けたはずの綾部から、「最後だけ大きな声を出す程度じゃ、通用しないよ」「何年、やってんの?」「正直、朝早く起きて来てるんですよ私。たたき起こされてるんだから、あなたががんばってくれないと」などとプレッシャーをかけられた。
この日は、「長崎亭キヨちゃんぽん」という芸名の名付け親で、下積み時代から相談に乗るなど見守ってきた綾部の相方・又吉が、昨日から充血した目を医師に診せたところ静養を勧められたというため、急きょイベントを欠席。綾部が又吉から預かってきた「城にある宝物を見つけたら僕に下さい」などと記された手紙を読みあげた。
後見人ともいえる又吉不在のイベントとなり、長崎亭キヨちゃんぽんは、やや緊張気味。だが、綾部は、容赦なく、「今日は人がいっぱいいるから。5、6人だったらおもしろいんですよ」などとフォローにならない言葉で報道陣を笑わせながら、長崎亭キヨちゃんぽんへ、チクリ、チクリとプレッシャー。そのプレッシャーに耐えかねたのか、長崎亭キヨちゃんぽんの口から、「綾部さんは、僕らからしたら、お笑いポリスマンということで、ちょっと怖いんですよ」とポロリ。そんな綾部だが、「忍びこんだくノ一を部屋に連れこんじゃダメだよ」などと語っているうちに、「年期の入った芸者さん、40年やってるって人」を見かけた場合は連絡するよう命じ、“熟女好き”ぶりを発揮していた。(竹内みちまろ)