同作は、高校生の綾部が、恋人の福田らと、30年前にタイムスリップしてしまう青春ムービー。撮影時33歳だった綾部は、役作りは「老いとの戦いでした」と笑いを誘った。笑顔にシワが出過ぎてしまったり、決めシーンで胸毛が服からはみ出してしまったため撮り直しになったという。福田が「綾部さんは、お肌もピチピチしているので、シワはアクションのあとだったので、疲れちゃったのでは」とフォローするも、綾部は「疲れて顔にシワが出てしまうという、それがダメなんです」と自虐ボケ。福田が、笑いを堪えきれず、吹き出してしまう場面も。
しかし、福田が綾部をひっぱたくシーンでは、普段、人を殴ったことがなく、力の加減などがわからないという福田が、「本気で行きますよ」と前置きをしたうえで、ほほをビンタされると思っていた綾部の側頭部に豪快「チョップ」をくらわせてしまい、痛がる綾部を心配したスタッフが全員集まるなど、撮影を中断させてしまったとか。
試写会では、福田・綾部をはじめとするキャストやスタッフが反応を見るため場内に入り込む気合いの入れようで、上映後の舞台あいさつでは、MCの「映画はどうでしたか?」の呼びかけに、観客から大きな拍手が贈られた。公開は2月11日から。(竹内みちまろ)