昭和の時代を生きた大家族の姿が、今の時代に「大切にすべきものとは何かを」を教えてくれる、‘家族のラブストーリー‘になっている。
本作は、今年4月28日(土)に劇場公開されるやいなや、大きな感動に涙して劇場をあとにする観客が続出。「ぴあ」映画・満足度ランキングでは第1位を獲得(4/28公開映画)した。
この感動は口コミで拡がり、興行収入13億円の大ヒットとなった。さらに、海外の映画祭でも感動と喝采を浴び、第35回モントリオール世界映画祭の審査員特別グランプリ受賞を皮切りに、さまざまな国際映画祭で絶賛されている。
ブルーレイとDVDでは、井上靖が幼少期に過ごした伊豆、湯が島、そして別荘のある軽井沢などの四季折々が色鮮やかに映し出される。
さらに、主人公が住む家は、実際に東京・世田谷の井上靖邸(現在は旭川へ移築)で撮影され、文豪の息づかいが聞こえてくるようだ。
また当時のファッションや家の調度品など、並々ならぬこだわりが至る所にちりばめられている。
映像特典では、原田眞人監督、役所広司、樹木希林、宮崎あおいインタビューをはじめ、舞台挨拶映像、予告編などを収録。オーディオコメンタリーでは、地元沼津出身の原田眞人監督と石塚プロデューサーが当時の思い出や、作品に込めた思いを熱く語る。
☆ブルーレイ(KIXF98)価格:¥5,040(税込)
音声1:日本語DTS・HDマスターオーディオ5.1ch
音声2:オーディオコメンタリードルビーデジタルステレオ
カラー1080p.Hi-Def 2層(BD50G)本編118分+特典約65分
特典:★特報・予告編・TV-SPOT集★原田眞人監督、役所広司、樹木希林、宮崎あおいインタビュー★舞台挨拶映像★原田眞人監督と石塚慶生プロデューサーのオーディオコメンタリー
☆DVD(KIBF1087)価格:¥3,990(税込)
音声1:日本語ドルビーデジタル5.1ch
音声2:オーディオコメンタリードルビーデジタルステレオ
カラー16:9LBビスタサイズ片面2層
本編118分+特典約65分
特典:★特報・予告編・TV-SPOT集★原田眞人監督、役所広司、樹木希林、宮崎あおいインタビュー★舞台挨拶映像★原田眞人監督と石塚慶生プロデューサーのオーディオコメンタリー
【発売元/販売元:キングレコード】※レンタル:松竹
■『わが母の記』ストーリー■
小説家の伊上洪作(役所広司)は、幼少期にひとりだけ両親と離れて育てられていた。「僕だけが捨てられたようなものだ」軽い口調で話す伊上だが、本当はその想いをずっと引きずっていた。そんな中、父(三國連太郎)の訃報が入る。
母・八重(樹木希林)は物忘れがひどくなってきており、夫との思い出すらほとんど失くしていた。自分を捨てた母を許してはいないけれど、その記憶を失くされたらケンカにもならない…伊上をはじめ八重を冗談のタネにする家族に対して、三女の琴子(宮崎あおい)は激怒する。「みんなおばあちゃんの気持ちになってないから、おばあちゃんの心をこじらせてしまうのよ」。八重は琴子の提案で、軽井沢の別荘で暮らすことになる。
やがて琴子はプロの写真家になり、運転手だった瀬川(三浦貴大)と付き合う。
八重は夜に徘徊するようになり、もう誰が誰かも分からなくなっていたが、家族は八重が元気なだけで満足だった。
ある朝、感情を抑えられなくなった伊上は、初めて母と対決しようと「息子さんを郷里に置き去りにしたんですよね」と問いつめる。だが、八重の口からこぼれたのは、伊上が想像もしなかった、ある<想い>だった。こらえきれず、母の前で嗚咽する伊上。
母との確執を乗り越え、晴れ晴れとした気持ちで二女・紀子(菊池亜希子)を送るハワイ行きの船に乗りこむ伊上。だが、伊上のもとに八重がいなくなったという知らせが届く…。
監督・脚本:原田眞人原作:井上靖「わが母の記〜花の下・月の光・雪の面〜」(講談社刊)
出演:役所広司、樹木希林、宮崎あおい、南果歩、キムラ緑子、ミムラ、菊池亜希子、三浦貴大、真野恵里菜、三國連太郎©2012「わが母の記」製作委員会