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総監督レースに勝利したAKB48横山由依

 アイドルグループ、AKB48の高橋みなみが卒業することをAKB48劇場9周年特別記念公演で発表した。同公演で高橋は次期総監督に、「私にとって素晴らしい後輩です」という横山由依を指名した。横山は公演後に自身のツイッターで、「次期総監督に私を指名してくださいました。先輩たちがいる間に色々学んでメンバー、支えてくださるファンの皆さんと一緒に一歩一歩進んでいきたいです。これからもよろしくお願いします!」と意気込みを語っている。

 横山由依は9期生としてAKB48に加入。加入当初の研究生時代は目立つ存在ではなかった。また、京都出身の横山は、平日は学校とアルバイト、週末になると東京へ行ってレッスンを受けるという生活であったという。これらのエピソードから“苦労人”と呼ばれる横山だが、人一倍の努力で、同期の中では最速で正規メンバーに昇格。その努力は篠田麻里子(卒業)も認めるものであった。

 その後は第2回総選挙では圏外だったものの、第3回総選挙19位となり大躍進、メディア露出も多く、まさに典型的な“推され”メンバーとして活躍の場を広げ、かねてより「高橋みなみの後継者となるのは横山」との評価を得ていた。

 一方、総監督の後継者として横山とともに話題になることが多かったのがNMB48の山本彩だ。NMB48の第1期生として加入した山本は、チームのキャプテンであり、さらに結成当初からダンス、歌唱力を兼ね備えた実力派としてNMB48のフロントメンバーとして活躍。自身も、「AKB48グループを引っ張っていけるような存在になりたい」と公言し、今年2月に行われた大組閣ではAKB48との兼任することも発表されていたことから、「やはり山本彩が次期総監督なのでは」とファンの中で話題になることも多かった。今回の件を受けて、山本は自身のツイッターで、「本日のAKB48 9周年特別記念公演でたかみなさんが2015年、グループを卒業する事が発表されました。ショックは大きいです。でも、あと1年。まだ、学べる事がある。ゆいはん(横山由依)を支える為にも、踏みしめながら過ごします」と横山へエールをおくっている。

 そんな山本に対し、横山よりも支持する声も少なくなかった。最近の総選挙の結果を見ると、山本が前回6位と大躍進中のメンバーであるのに対し、横山は2年連続で第13位。横山は現在、急上昇中の注目のメンバーというわけではなく、一部では、来年の総選挙では選抜落ちする可能性もあるとささやかれている。総監督が総選挙で選抜落ちではかっこがつかないという声は大きい。

 結果として、総監督レースに勝利した横山由依だが、決して楽な道でないことは確かなことだ。実質的にどの程度の力を持てるのかは、ファンから見れば未知数な総監督というあるポジションだが、AKB48の“顔”となることは間違いない。高橋みなみのコメント力は、非常に定評があり、グループ外からも評価されることが少なくなかった。彼女のコメントに力があるとして、ジャーナリストの田原総一郎は、「将来は政治家に」とラブコールもおくっている。残念ながら横山にそこまでの力量を要求するのは酷であろう。そもそも、キャラクターも違う。ただ、それでも前総監督と比べられることは宿命であり、横山が総監督となれば、すでに存在しない幻想と戦うことになる。また、絶頂期と比べれば、AKB48自体に勢いはなく、今後、さらに失速していくことになれば、その責任を一身に背負うのは横山となる可能性は高い。

 また、自身の夢を歌手と語る横山だが、今後、卒業する時期など、“夢”よりもグループの事情を考慮しなければいけなくなる。これは本人にとっての絶好のタイミングでの卒業時期を失うことになりかねない。

 加入当初、“苦労人”と呼ばれていた横山だが、本当の苦労はこれから待っているのかもしれない。

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