東宝映画「ゴジラ」シリーズが1954年に公開されて以降、米ハリウッドでもオリジナル版が制作されるなど世界中の子どもたちに人気のメジャー怪獣。最近では映画「ALWAYS続・三丁目の夕日」の冒頭シーンで、小説中の話として東京タワーを破壊するゴジラが描かれている。
歴代の映画シリーズでは、都内のさまざまな場所に現れており、日比谷近くでは銀座や有楽町に出没。時計塔で有名な銀座和光や有楽町マリオンを破壊している。“本物”のゴジラは体長50メートルだが、像のほうは1メートル足らず。それでもリアルタイプのため、そばで見るとかなりの迫力を感じる。
ファインダーをのぞくと、だれもが「こりゃ迫力あるショットになるぞ」と気付くようで、カメラを構えながら移動開始。みんな似たような動きをするのでユニークだ。
いい写真を撮るコツは、周囲のビルを背景にし、遠目に通行人を入れること。遠近法で人が小さく見え、ゴジラが大きく写る。
像の台座には、初代ゴジラが封切られた「1954年11月3日」の日付と、同作での山根恭平博士の名セリフ「このゴジラが最後の1匹だとは思えない」が刻まれている。ちなみに目の前にはファースト・キッチンがあり、ゴジラ像はハンバーガーをギロリ。さすが肉食といったところか。