同大会は5月に開催される予定だったが、当時は現地で新型インフルがまん延。延期せざるを得なかった。
仕切り直しとなったウルティモは、弟子の大原はじめと改めてマスカラ・コントラ・カベジェラ(ウルティモがマスク、大原が髪の毛を懸ける)戦に挑むことになった。
当初は、試合もなくモチベーションの低下が心配されたが、9日のIGF有明コロシアムに参戦し、タイガー・シャークの勝利したことで「猪木さんのところで勝つことができて、体調は問題ない」と万全を強調した。
さらにこの大一番に向けてハラを決めたようで「(負けたら)素顔でやるか現役を引退する。それしかないでしょうね。自分の弟子にマスクをとられるならしょうがない」とキッパリ。
「師匠を超えたいという目標を持つのは当然」と弟子の成長に脅威を感じながらも、必勝を誓ったウルティモ。
来年はメキシコで、友好交流400年の記念興行も予定しているだけに、ますますこの一戦は落とすことができなくなりそうだ。