植物にはアレロパシーという機能がある。これは生存競争に勝つために根や葉、花などから有害物質を放出する機能で、微生物を殺したり、ほかの木の植物の成長を妨げる役割があるとされている。つまり、その成分は(微生物やほかの植物にとって)毒のようなものなのだ。
ということは、森林浴で我々は毒を吸いこんでいることになる。健康への影響はないのだろうか? 答えはまったく問題ない。それどころか、樹木が発する有害物質が逆にカラダを殺菌してくれるほか、人の精神を良好にする作用もあるという。今度の休みには、あなたも森林浴で有害物質を浴びてきてはどうだろうか?