海外ニュースサイト『Storypick』が3月15日に報じた内容によると、インドネシア・バンドンで、とある男性が市内に大きな看板を設置して恋人の女性への別れのメッセージを掲載し、話題になっているという。
同記事によると、男性はその看板に女性の顔写真と名前を掲載し、その下に大きな文字で、「君は浮気をして私を傷つけたんだ。君とは別れる」というメッセージが書かれていたそうだ。この看板は、市内でも最も交通量の多いT路地に目立つように設置されていたという。記事に掲載された写真を見ると、縦5メートル、横2メートルはあろうかという大きさで、遠くから見ても十分目立つ大きさだ。黒地に大きく拡大された彼女の写真と別れのメッセージが添えられており、男性の激昂具合がうかがえる。
また、同記事では男性がこのT路地に立ち、拡声器を使って彼女への怒りを伝えていたことも紹介している。男性の様子を撮影した動画は拡散され、世界中に衝撃を与えているようだ。
ネット上では、「こんなことする人、そりゃ別れたくなるよ」「間違った破局方法だ」など、男性の行動を非難する声が殺到。中には、「面白い!赤信号で止まったら笑っちゃう」「わざわざ看板の設置料金を払ってまでしていることに笑える」と面白がる声のほか、「ここまでしなくても…彼女は警察に相談すべき」「こんなことされてトラウマにならなければいいけど…」などと彼女をおもんぱかる声もあった。
この男性の行動に対しては非難の声が多く挙がっている。海外では恋人と別れる際、驚きの行動に出てしまった人が他にもいるようだ。
2018年6月には、中国・安徽省で、26歳の女が恋人に別れを告げられ、怒りのあまり恋人の舌を噛み切る事件が起きた。別れた原因は明かされていないが、女は恋人に別れを切り出されたことに腹を立て、最後のキスをねだるふりをして舌を噛み切ったという。通行人の通報によって警察が駆け付け、女は逮捕された。恋人は病院に運ばれたが、幸いにも舌は修復可能な状態で、大事には至らなかったそうだ。
また今年3月、中国・湖北省では、36歳の女が「貧乏すぎる」恋人と別れるため、自分の誘拐殺人を偽装した。恋人が別れることに納得しなかったため、女は元夫と共謀して「女を殺して湖に遺体を捨てた」とメッセージを送ったそうだ。しかし、恋人が警察に通報したことでこの誘拐が偽装だと発覚。女は逮捕され、10日間警察に拘束されたという。
別れの瞬間はさまざまな感情がこみ上げてくるもの。しかし、そんな時こそ冷静になってもらいたいものだ。