文書は21日、NGT48の公式サイト上で発表。ネット上では、メンバーの事件への関与がもっとも重要視されるポイントのひとつとなっていたが、AKSはそれについて、「事件そのものにNGT48のメンバーが関与した事実はなかった」と説明。また、「今回の事件とは直接関係はありませんが、メンバーが私的領域におけるファンとのつながりがあったことが挙げられており」とし、これについて、「特定のファンを優遇する行為として、不適切だと考えております」としながらも、事前の指導不足などから、「風紀の乱れ全般は、今回は不問に致します」とメンバーの処分はないという見解を示した。
また、同時に公表された「調査報告書」では、事件前後の様子が克明に記されており、犯人グループの人間とメンバーが「複数回個別に会っていた」ことや、「マンション内で、ほかのメンバーと会うなどしていた」ことが明らかに。また、加害者が山口の部屋番号について、メンバーから教えられたと話していたこと、昨年10月に行われた握手会の際に、山口が犯人から「C(メンバー)がお前の家に行けってめっちゃ言ってくるんだけど」と言われたことなどが記されていたものの、事件そのものについては共謀していないとのこと。さらに、12名のメンバーがファンとつながっているという噂があることが確認されたといい、今回の犯行については、「私的領域で接触したことを契機として発生したもの」で、「複数のメンバーが被疑者らのグループと私的領域で接触していたことも窺われる」と事件のそもそもの発端となったのは、メンバーとファンの“つながり”であることが記されていた。
しかし、それなのにも関わらず、今回の「不問」というAKS側の判断について、ネットからは、「他のメンバーが犯人と繋がらなければ起こらなかった事件なのに不問はおかしい」「犯行には関わっていないとしても、原因作ったメンバーは確実に存在する」「この12人がルール守ってれば今回の事件は起きなかった。山口真帆さんが可哀想過ぎる」という声が殺到。運営側に対する批判のコメントが噴出している。
山口は1月に事件を告発した際、ツイッターで「恋愛しないで真面目にアイドルやってたことが悪いの?ファンと繋がらなかったことが悪いの?なんでルール守ってたことがこのグループでは怖いめに遭わないといけないのなんで真面目にやってる子が守られないグループなの多くのファンを裏切って繋がってる人が正しいの?なんでそれを許すか分からない」とつづっていた。
また、今回の事件が発生した原因の一つとして「新潟という活動拠点の特殊性」という項目も挙げられた。その内容は、「都市部が狭く、活動地域と生活の地域のすみわけが困難」、「公共交通機関が発達していない」などがあったが、これにもネットからの批判が集中した。「地元を完全に敵に回したな」「(新潟で活動している)Negiccoは人気あるし正常に活動してるだろ」「山口のせい、マスコミのせい、新潟のせい。いつまで人のせいにしてるの?」など、問題点のすり替えが指摘されている。
多くの人が疑問に感じる今回の「不問」という結果。果たして22日の会見では何が語られるのだろうか――。
記事内の引用について
NGT48公式サイトより https://ngt48.jp/
山口真帆公式ツイッターより https://twitter.com/maho_yamaguchi