「体育会系じゃないですか? めちゃくちゃモーニング娘。って」と話し始める吉澤に、「すごい体育会系」と同意する保田。なんでも、先輩の言うことは絶対で、衣装や髪型、座る席さえも決まりがあったらしい。
さらに、吉澤は「当時のマネージャーさんもすごい厳しい人」と話題を振る。「トークの台本もしっかり読み込んでおかないと、『なんで、あそこで喋らなかったんだ!』とか…。反省会が長かったよね」「なっち(安倍なつみ)やかお(飯田圭織)とか、(仕事に行きたくないので)部屋から出てこなかったりもしたしね」と当時の厳しさを思い出したのか、苦々しい表情で中澤が語った。
また、吉澤は「当時、総選挙とかあったら、もっとギスギスしてるってことですよね?」と、活動当時に総選挙があったらどう思うかを質問。「私…耐えられないと思う…」と弱々しい声で話す保田に、中澤も「いやーきっついわ。『神7』入れるかな?」と不安を口にした。
総選挙の話を受け、保田は「ハッキリとした投票制度はなくても、なんとなくわかるじゃん?うちわの数とか…」と露骨な人気投票はなかったが、グッズの売り上げなどで自分の人気度を測っていたらしい。続けて、「私ね、早めに(自分のグッズが)売り切れた時があったのよ。売り切れましたねって(スタッフに)言ったら、『もともと少なめに作っているので』って…」と悲しいエピソードを語り、笑いを誘っていた。
当時は、「女性アイドル=モーニング娘。」と言われるほど、絶対的な支持を集めていた。しかし、そんな圧倒的な人気がありながらも、各メンバーにはそれぞれの悩みや葛藤があったようだ。「上下関係が厳しかったのか」「保田のグッズはあまり作られていなかったのか」という視点で、当時のモーニング娘。のPVを見てみると、また違った彼女たちの魅力に気付けるのかもしれない。