現在は、ファッションのひとつとして認知されつつあるタトゥーであるが、一方で、アウトローなイメージもあり拒否反応が多いのも事実。だが、タトゥーを入れた芸能人は市井のほかにもいる。
「先ごろ、来年9月での活動引退を発表した、歌手の安室奈美恵は腕と手首にタトゥーを入れています。そこには、1999年に殺人事件で亡くなった母親への追悼の言葉と、息子の名前が記されています。これはある種の決意の現れでもあり、『格好いい』『リスペクトできる』といった声が多いですね」(芸能ライター)
安室の場合、“アーティスト”としてタトゥーが肯定されているのだろう。その一方で、多くの人が目にするテレビメディアではタトゥーの扱いは厳しい。
「V6の森田剛は、タトゥーを入れているといわれていますが、いまだテレビでは披露されていません。所属のジャニーズ事務所は、タトゥーは禁止のため、注意を受けて消したとも言われていますね。2015年の『24時間テレビ:愛は地球を救う』(日本テレビ系)出演時には、番組名物の黄色いTシャツの下に、白色のサポーターを常に身に着けていたため、そこに『映ってはいけないものがあった?』と疑念を呼びました」(前出・同)
個人の自由といえばそれまでだが、イメージ第一の芸能人にとって、タトゥーの是非をめぐる議論は絶えなさそうだ。