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障がい者配慮に満ちあふれたV6

 デビュー20周年のメモリアルイヤーだった昨年、V6の活動はさかんだった。8月には『24時間テレビ38「愛は地球を救う」』(日本テレビ系)でHey!Say!JUMPと史上初の2世代メインパーソナリティーを、クリスマスイブにはニッポン放送で24時間生放送『第41回 ラジオ・チャリティ・ミュージックソン』のメインパーソナリティーを務めた。

 昨年はV6はチャリティに縁があったが、そんななか、三宅健はいち早く身体障がい者にふれあっていた。現在、『みんなの手話』(NHK総合)のナビゲーターを務めているが、きっかけは、V6の10周年握手会でろう者の女性が手話で話しかけてきたこと。そのときに対応できなかったことが悔しく、地域の講習会で週1回、2時間の教室に通い、手話を身につけた。

 三宅は現在、bayfm78の『三宅健のラヂオ』にも出演しているが、同番組内で話したすべての内容をろう者も楽しめるようにと、テキスト化され、ホームページから“ラヂオの日記”で読めるようになっている。これも三宅の発案で、喜びのメールが多く届いているようだ。

 V6をみんなに届けたい−−。そんな配慮から、2月17日に発売されたデビュー20周年ライブDVD『LIVE TOUR 2015 -SINCE1995〜FOREVER』には、日本語の字幕機能が追加。一般的に、芸能人の映像に字幕はつかないが、V6は全編日本語字幕。聴こえないファンも楽しめるというわけだ。

 これまでライブには、車いす、小さい子どもを抱えた家族の専用スペースなどは設けられていた。ろう者は通訳がないといった悩みを抱えていたが、今回で少しは解決した。

 V6は、配慮に満ちあふれたジャニーズなのだ。

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