振り返れば昨夏から、今回の快進撃を予想できた。6月に東京と大阪のドームで開校された“嵐のワクワク学校”では、嵐・松本潤が「飯尾くん」とボケたのに対して、「伊野尾だよ!」とツッコむ連係プレーが完成。続く8月の“24時間テレビ”(日テレ系)では、JUMPがV6と初の2世代メインパーソナリティーを担当したが、その際、V6・岡田准一から「いつも眠そう」なことから、“おねむ男子”と命名された。
さらに、芸人の千原ジュニアからも、「ずっと見ていられる」と胸キュンされ、KAT-TUN・亀梨和也からも、JUMPのメンバーがズラリとそろうなかで、「伊野尾く〜ん!」と大声で呼ばれて、抱きつかれた。
これまで、JUMPでもっとも地味ながらも、爆発したときの威力がすさまじいとウワサにはなっていた伊野尾。その蓄積が、ここにきて一気に噴火。今回の『めざましテレビ』の起用は、明治大学理工学部建築学科卒業という高学歴が決め手となったが、自身も「建築アイドルをめざす!」と本気のため、願ったり叶ったりだ。
現在の平日朝のジャニーズ情勢は、V6・井ノ原快彦の『あさイチ』(NHK総合)、TOKIO・山口達也の『ZIP!』(日テレ系/月曜&水曜レギュラー)、TOKIO・国分太一の『白熱ライブ ビビット』(TBS系)が浸透している。そこに、平成生まれのジャニーズアイドルが初めて食いこむ格好。伊野尾にとっては、初の生放送レギュラーだ。
ようやく時代が追いついてきた。“毒舌王子”伊野尾の大逆襲がついに始まった。