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【雅道のサブカル見聞録】サブカル誌、『コンテニュー』が『オトメ・コンテニュー』としてリニューアル

 アニメ、ゲーム、特撮、お笑い芸人など、二次元から三次元まで様々な情報を文章主体で網羅した古き良き時代を匂わせる太田出版発行のサブカルチャー雑誌『コンテニュー』が、2月に発売したvol.50を最後に8年と11か月にわたる歴史に幕を下ろした。そして、今月から女性読者を意識した『オトメ・コンテニュー』としてリニューアルされた。

 最近は女性誌などでゲームやアニメ特集が組まれるのは珍しい事ではなくなり、女性向けのアニメ雑誌や声優雑誌も多く出版されているが、『オトメ・コンテニュー』のように雑多なサブカル情報を掲載した専門誌となると、今まで前例がない。キャッチコピーは「知る・愛でる・語り合う!」とのこと。

 誌面の内容だが、全体的に女性向けの特集になっているものの、“腐ネタ”などが満載かといえば、そこまでではない。巻頭特集の『ときめきメモリアル Girl's Side』ではタレントのスザンヌ、声優の茅原実里などの著名人ファンのコメントや出演声優のインタビューを掲載。芸人特集の「相方語り」ではロザンやフットボールアワー、さらに大御所のオール阪神・巨人が登場する。

 内容は十分魅力的だが、あえて苦言を言わせて頂くと、リニューアル創刊号とはいえ、インタビュー文章やゲームの特集の仕方にまだ『コンテニュー』のスタイルが色濃く残っているので、もっと新しい独自のカラーが欲しかったこと。ただ、『コンテニュー』も元々ゲーム誌として始まったものが徐々に変化していき、あのスタイルを確立していったので、『オトメ・コンテニュー』も号を重ねるごとに独自のカラーを出していく可能性も十分ある。このあたりは今後に期待したい。

 また、この雑誌は『涼宮ハルヒの憂鬱』の演出などで有名な監督の山本寛と、高校時代の友人で、彼の監督作品の音楽も手がけた事もあるサウンドクリエイターの神前暁との同級生対談など男性でも楽しめるページも用意されている。タイトルで敬遠していた男性諸君も、手にとってみれば意外に楽しめるかも。(斎藤雅道)

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