『のだめカンタービレ』は、女性漫画誌『Kiss』(講談社)にて2001年から2010年まで連載され、TVドラマ化や実写映画、TVアニメ化など様々なメディア展開をした人気作品。千秋真一は、世界的に有名なピアニストの父と資産家令嬢の母の間にパリで生まれ、容姿端麗、頭脳明晰で家事までこなす超エリートにして、本作にて数少ない常識人かつツッコミ役でもある。連載当初は「指揮者を目指すエリート音大生」であったが、最終的に見事パリのルー・マルレ・オーケストラの常任指揮者に就任し、その道中で本作の主人公・のだめ(野田恵)に出会った。
のだめは後に千秋のかけがえのないパートナーになるが、彼女は変態であり、普通に考えて千秋との恋が成就するとは思えなかった。今回はそんな奇跡を起こした、のだめを例に挙げて千秋の口説き方を伝授しよう。
のだめは部屋を片付けられないなど家事が苦手、そして良いものを持っているのに真剣にピアノに向き合わない。そんなのだめを放っておけないという千秋の元来の面倒見の良さから二人の関係が始まった。そう、千秋は意外と面倒見が良いのだ。またおだてにも弱いので、「千秋が一番頼りがいがある!」、「千秋じゃないとだめなの!」など、とにかく“千秋はすごい!”ということを強調し、頼りにしながら近づこう。
一方で口説く側の心構えとして、千秋は音楽一筋であり、集中していると他のことが見えなくなる性格。のだめに対しても、音楽に集中しているときは荒々しく突き放すエピソードが多々ある。つまり大前提として千秋の音楽への情熱を理解しなくてはならない。ちなみに元カノの多賀谷彩子は作中でそんな千秋に「ついていけない」と愛想をつかした描写がある…。
好みの容姿については、彩子や千秋の母・征子の発言によると美人である程度の容姿が必要とされたが、のだめの様に可愛らしくて愛嬌の良い子なら大丈夫だ。また、のだめのDカップに照れているところを見ると、巨乳が好きなのかもしれない。(だがターニャの谷間には特に反応がなかったので諸説あり)
そして最後にもう一つ付け加えるなら、若干ヘタレな千秋には、落ち込んだ時に優しく慰める女性より、ブン殴るくらいの気の強い女性が好ましい。千秋的には前者を求めるだろうが、本作を読む限り優しく慰めていたら今の千秋はないのだ。
<結論> 「あなたはすごい!」と頼って近づいて、千秋の音楽を応援しよう!
千秋先輩はすごく魅力的だけど、近寄りがたいだろうなー…。千秋先輩の一途で努力家なところと、ちゃんとツッコミを入れるところが好きです。(福山理絵)