報道をまとめると、吉田容疑者は、12年12月〜13年1月にかけ東京都目黒区のASKAの事務所で、覚せい剤とみられる薬物約3グラムを30万円で販売した疑い。ASKAは約5年前に知人を介して吉田容疑者と知り合い、「12年1月〜13年1月に約10回、吉田容疑者から覚せい剤などを買った」と話しており、同課が裏付けを進めているというが、吉田容疑者は「ASKA氏と面識はあったが、違法薬物を渡したことはない」と容疑を否認しているという。
同課はすでに、ASKAに覚せい剤などを販売したとして昨年8月、指定暴力団住吉会系組幹部、安成貴彦被告と無職の柳生雅由被告を逮捕している。
その柳生被告だが、東京地裁は26日の公判で、「3年以上、毎月1回以上の頻度で密売していた」と認定。懲役3年(求刑懲役4年)と罰金30万円、追徴金約152万円(求刑同じ)を言い渡した。
「クスリに手を染める多くの芸能人は、話が漏れるのを恐れ、売人の窓口を“一本化”する場合が多いが、ASKAの場合、薬物依存の度合いが高く、複数の売人から購入していたようだ。とはいえ、組員が逮捕された組織の関係者はあっさり口を割ったASKAに怒りを募らせているようで、不穏なうわさもささやかれ始めている」(週刊誌記者)
判決確定後、千葉県内の更生施設に入院していたASKAだが、一部報道によると、年末に家族が待つ都内の自宅に帰宅。復帰に向けて家族がバックアップを約束したようだが、ASKAの愛人で元会社員栩内香澄美被告は、懲役2年、執行猶予3年とした東京地裁の判決を不服とし、東京高裁に控訴。また、3月6日に開かれる安成被告の次回公判にASKAが証人出廷する可能性が浮上している。
今後も、ASKAは改めて、自分が犯した罪の重さを認識することになりそうだ。