「日本一若い市長」こと藤井浩人美濃加茂市長が、当時28歳という若さで市長に就任したのは、昨年6月のこと。田舎の町にイケメンの若手市長が誕生したとあって、地元住民からの支持は高く「地元では神奈川県の小泉進次郎のような熱狂的な人気を得ている」(週刊誌記者)という。
そんな市長が今年6月、市議時代に浄水設備業者から賄賂を受け取ったとして、汚職の疑いで逮捕されてしまった。東京ではあまり話題になってはないが、愛知や岐阜を中心とした東海地方ではかなりの注目を集めている事件である。
その初公判には当然、多くの傍聴者が傍聴券を求めて列をなした。ところが、いざ裁判が始まってみると、傍聴席には多くの空席が出来ていたという。
「原因は名古屋地裁の隣に本社を置くあるメディアが、社員総出で傍聴券の抽選に並んだ結果、必要以上に当たりすぎてしまったからです」(地元メディア関係者)
傍聴券の抽選倍率は3〜4倍だったそうで「あのやり方はいかがなものか」と、他社の記者からは件の社に対しての非難の声があがっているという。(明大昭平)