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新井兄弟売り出しに躍起の阪神タイガースだが、ファンの反応はイマイチ!?

 昨年暮れ、阪神タイガースは水田圭介内野手(30)と、中日ドラゴンズ新井良太内野手(27)の交換トレードを成立させた。

 良太は阪神の四番打者、新井貴浩内野手(33)の実弟で、同一チームでの兄弟選手が誕生した。このトレードは阪神側が強く望んだものといわれ、新井兄弟の売り出しに早くも躍起だ。関西を拠点とし、“タイガース新聞”と揶揄されるデイリースポーツ紙も、これに便乗。まだ知名度の低い弟・良太を盛んに取り上げている。

 阪神が狙うのは“第2の堂上兄弟”。中日に所属する兄・堂上剛裕外野手(25)、弟・堂上直倫内野手(22)の兄弟人気に対抗しようというのだ。堂上兄弟はともにまだレギュラー選手でないことから、全国的な知名度はいまひとつ。ところが、こと地元名古屋では、絶大な人気を誇っているのだ。

 阪神も「大阪に新井兄弟あり」をアピールしたいところ。だが、大阪でのファンの反応はそれほどでもないというのだ。

 「弟・良太に実績がほとんどないというのもありますが、この2組の兄弟は環境が全然違います。堂上兄弟の父・照さんは通算35勝をマークした元中日の投手で、彼らはサラブレッド。しかも、バリバリの地元名古屋出身ですから、堂上兄弟の人気は高いのです。その点、新井兄弟はサラブレッドでもないですし、広島出身。しかも、2人とも外様。兄弟選手として注目は集めるでしょうが、堂上兄弟ほどの人気は望めないのではないでしょうか」(野球評論家A氏)

 意外なほどの反響の薄さに、阪神フロントは落胆したというが、兄弟人気で売るためには、2人揃って一軍で活躍することが必須。弟・良太が守れるポジションは、兄と同じファーストとサード。良太が一軍に定着するためには、コンバートされない限り、兄のレギュラーポジションを脅かす必要があるわけで、これまたなんとも皮肉な話しだ。
(ジャーナリスト/落合一郎)

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