昨年5月、ASKAが薬物事件で逮捕され、メーカーが同デュオのCDを自主回収したこともあり、その後、Chageはソロ公演を開催したが、同デュオの曲は一切歌っていなかった。
しかし、各紙によると、この日の公演でChageは「所信表明的なものなんですけど…」と切り出し、「今、世の中ではCHAGE and ASKAの楽曲が封印された状態になっている。頭では理解して受け入れたつもりだった。でも心の奥底では、状況と関係なくその楽曲が鳴っている」と心境を告白。
6月のファンミーティングで同デュオの「光の羅針盤(コンパス)」を歌った時に、「(チャゲアスの曲を)やっぱりいいな」と思ったそうで、「僕は自分の曲に自信を持とうと思います。だって、いい曲なんだもん。要約すると、歌いたい曲を思いっきり、歌う!」と解禁を宣言。宣言通り、1980年の「夏は過ぎて」などチャゲアス時代の曲を13曲披露したというのだ。
「解禁宣言の背景にはソロとして苦境に立たされているChageの現状がある。ライブでは今月16日に発売されたソロのニューアルバム『hurray!』の曲も歌ったというが、オリコン初登場は15位で、売り上げは5000枚程度だった。チャゲアスの曲を歌っていれば、いつの日か、ASKAが復帰した際、ファンがすんなり受け入れることができるのではという思惑もあったのでは」(レコード会社関係者)
Chageの相方・ASKAの近況だが、7月に一部が報じたところによると、ストレスからか激太り。一時期は円形脱毛症に悩まされていたそうで、後頭部には、ところどころ毛がまばらになっている部分があったという。
2人がそろってステージで歌うにはまだまだかなりの時間がかかりそうだ。